今回は「結果」と「成果」の違いについて紹介させて頂きます。
私たちは日常生活の様々な場面で「結果」と「成果」という言葉を使っています。
例えば、勉強や趣味の活動、家事など、生活の中で何かをしようとするとき、そこにはおのずと「結果」や「成果」というものがついてきますからね。
しかし、これらの言葉の違いを明確に理解している人は少ないかもしれません。
もちろん、私も同じこと。
いや、なんとなくはわかっているんですよ。
でも、ハッキリと両者の違いを意識して使い分けているわけではありません。
そこで、今回、あらためて「結果」と「成果」の違いをしっかりと調べ、正しく使い分けられるようになろうと考えたわけです。
「結果」と「成果」という言葉がそれぞれ何を意味するのか、またどのように使い分けていけばいいのかなどを詳しく紹介していきますので、興味のある方は是非、最後までお付き合い下さい。
特に意識して使い分けたりはしてこなかったわ。言われてみれば、どういう違いがあるのかしら?
「結果」の意味は?
「結果」とは、ある行動や取り組みの最終的な状態や事実を指します。
つまりは、良し悪しに関わらず、何が起こったのか、または最終的にどうなったかを示す言葉ということですね。
例えば、料理をして新しいレシピを試してみたとしましょう。
その料理が上手くいってもいかなくても、その完成品が「結果」となります。
結果はただの「事実」を示すものであり、その内容の良し悪しを問うものではありません。
「成果」の意味は?
一方で「成果」とは、取り組んだ行動や努力がどれだけ目標に近づいたかを示すものです。
例えば、英語を勉強して英会話ができるようになることを目指しているとしましょう。
目標に向けて努力をしたり、工夫をしたりしたことによって実際に流ちょうに英語で話せるようになったというのであれば、それはまさに「成果」ということになるわけです。
つまり「成果」は目標に向けてなされた努力等によって、どの程度、目標が達成されたかを示すものとお考え下さい。
「成果」と「結果」、その違いは?
「結果」と「成果」の違いは、事実の確認と目標の達成度の評価という観点にあります。
「結果」は単なる最終的な状態を指します。
「成果」はその状態が目標にどれだけ近づいたかを示します。
例えば、健康を目指してジョギングを始めたとしましょう。
ジョギングの「結果」としては、どれだけの距離を走れたか、どれくらいの時間続けられたかといったものがあります。
一方で、「成果」としては、体力がついた、ストレスが軽減された、体調が良くなったといった、目標に近づいたかどうかを示すものになります。
- 「結果」は事実
- 「成果」は事実から得られるもの、あるいは事実に対する評価
であるということですね。
なるほど、「結果」は事実、「成果」は事実に対する評価なわけか。これはわかりやすい。
具体例で見る「結果」と「成果」
さらに理解を深めるために、「結果」と「成果」の違いがわかる具体例を示しておきます。
具体的には以下の場面について取り上げますね。
- 料理の場面
- 運動やフィットネスの場面
- 勉強や学習の場面
それでは早速、見て参りましょう。
料理の場面
新しい料理を作ってみるとき、「結果」としては料理が完成するという事実が得られます。
しかし、「成果」としては、その料理が美味しくできたか、見た目がよくできたか、自分なりに満足できる仕上がりだったか、といった評価が生まれます。
運動やフィットネスの場面
例えば筋力トレーニングを始めたとき、何回のセットをこなしたかというのが「結果」です。
しかし、「成果」としては、実際に筋肉がついたり、体力がついたり、以前よりも重いウェイトが持てるようになったかどうかが重要です。
勉強や学習の場面
試験に合格するというのが「結果」であり、試験に向けてどれだけの問題を解いたかも「結果」に含まれます。
しかし、「成果」としては、その学習で身についた知識が実生活で活用できるか、自分が理解しているかどうかがポイントです。
試験に合格するって、成果だと思ってた。でも、たしかに合格するって最終的な状態や事実だもんね。やはり結果ということになるのか。ちょっと難しい。
まとめ
- 「結果」とは、ある行動や取り組みの最終的な状態や事実を指す
- 「成果」とは、取り組んだ行動や努力がどれだけ目標に近づいたかを示すもの
- 違いの部分をわかりやすく強調すると「結果」は事実、「成果」は事実から得られるもの、あるいは事実に対する評価ということになる。
ちなみに私自身は「結果」を重視し、「成果」はあまり気にしすぎないようにしています。
「成果」については自分の意志で100%、コントロールできるものではないからです。
自分の意志で100%、コントロールできるのは「結果」の方だけですよね。
「何を甘っちょろいことを」という声が聞こえてきそうですが「成果」にとらわれ過ぎて目標達成に向けた努力が続けられなくなってしまっては元も子もありません。
私と同様、あんまり、意志が強いほうでない方は、まずは「結果」の部分で目標達成ができたかで自己評価されることをおすすめします。
すいません、本論とはかけ離れた余談でした(笑)
以上、今回は「結果」と「成果」の違いについてお伝えしました。
最後までお付き合い頂き誠にありがとうございます。