こんにちは、やっせです。
先日、私がラーメン好きだと知った、うちのクライアントに「どこのラーメン屋が一番、好きですか?」と聞かれたので「いや、なんやかんや言うて結局は天下一品ですかねえ。今でも月に一回は行ってますから。」と返答したところ、「いや、全然、うまくないでしょ。一度だけ行きましたけど、むしろ、まずいと思いましたけどね。」と言われてしまいました。
えっ、天下一品のラーメンがまずい?
いやいや、ちょっと、待ちなはれ。
クライアントと言えども聞き捨てならん!
塩まいて帰ってもらおうかとも思いましたが、さすがに50過ぎのオッサンの行動じゃない。
グッとこらえて「いや、まあ、味覚は人それぞれですからねえ」とやり過ごそうとしたところ「でもネットとかでも、みんな天下一品のラーメンはまずいって、さんざん書いていますよ。」とさらに追撃。
もう、辛抱ならん!!
と言っても、やはりクライアント相手に青筋立てて持論をまくし立てるわけにも行かず、この場を借りてひっそりと「天下一品のラーメンはまずい」との愚見に全力で反論させて頂きます。
あら、いつもは、ゆるい感じなのに今日はやけに力が入っているのね。
反論、頑張って。
なぜ、天下一品のラーメンはまずいと言われるのか?
とまあ、勢い勇んで書き始めて見たものの、まずは天下一品のラーメンはまずいと言っている人たちの意見にも耳を傾てみる必要もあるでしょう。
相手の意見がわからないかぎり反論のしようもありませんからね。
私がネット上で色々と調べてみたところ、天下一品のラーメンがまずいという意見が多くなっている理由は概ね、次の2点に集約することができそうです。
FC店の調理レベルが低すぎる
天下一品のラーメンをまずいと主張している人たちが、どこの天下一品を利用したのかを可能な範囲で調べてみたところ、そのほぼ全てが天下一品のFC店を利用していました。
それも「麺がのびている」とか「スープが妙にうすい」とか調理レベルのことで「まずい」とおっしゃていることが非常に多い。
そりゃあ、麺がのびていたり、本来、特別に濃い味わいであることが売りのスープが妙にうすかったりすれば、おいしいはずがありませんよね。
しかし、これは天下一品の直営店ではまず、考えられないことです。
いや、正確に言うと直営店でも麺に関しては「硬めで」と注文しているのに「少し柔らかいかな」と感じることは時々、あります。
特にお店が混み合っている昼時なんかはね。
でもスープがうすいなんて感じたことはただの一度もありません。
本当にただの一度もです。
つまり、おそらくは天下一品のセントラルキッチンから配送されているであろうスープなどをFC店で正しく調理提供できていないということなのでしょう。
ちょっと、きつい言い方になりますが、要するにFC店の調理レベルが低すぎるということです。
麺ののび過ぎとか、ちょっと、ありえないよね。
こってりスープの好みがわかれる
天下一品のラーメンの特徴と言えば、ズバリ「こってりスープ」でしょう。
今でこそ同じく京都の極鶏や大阪の一作など、さらにえげつない濃さのスープも散見されるようになりましたが、少なくても私が天一に通い始めた30年前には、これほど、こってりした濃いスープは他にありませんでした。
スープが濃すぎて麺にからみまくるので、スープをレンゲを使って飲まなくても、麺を完食する頃にはスープが3分の1くらいの量まで減ってしまうのです。
そしてどんぶりの下の方には、あの名文句「明日もお待ちしてます。」の文字が・・・。
おっと、ちょっと脱線してしまいましたが、天下一品のラーメンのスープは、とにかく、それぐらいにめちゃくちゃ濃いということです。
それほど、物理的にも味覚的にもこってりとしたスープですから、ハマる人はとことんハマる。
しかし、その反面、合わない人はとことん合わない。
このことが天下一品のラーメンはまずいという評価につながっているものと考えられます。
しかし!
いや、また、しかし、に戻ってしまうのですが、私は天下一品のラーメンはまずいと言っている人たちに一言、言いたい。
実際にはまずいと思っているわけじゃないでしょ?
スープがドロッとしすぎているとか、味が強すぎるとか、臭いがきついとか言った理由で「自分には合わない」って感じてるだけのことでしょ?
それはマズいというのとはまた、別の次元の話ちゃう?
言葉は正しく使いましょう。
すいません、天一愛が強すぎて、ついつい熱が入りすぎてしまいました。
天下一品の直営店で食べてみるべし!!
ここまで天下一品のラーメンはまずいと言われる理由について検討してきたわけですが、まあ、こうやってあらためて考えて見ると、天一ファンと言えども、そう言われても仕方がない部分があることを認めざるを得ないのかもしれません。
特にFC店の調理レベルが低いということについては、私自身も感じたことがありますので。
それでもやはり私は「しかし」と言いたい。
天下一品のラーメンはまずいと結論づける前に一度でいいから天下一品のラーメンを直営店で食べてみて欲しいのです。
直営店は味のレベルがほんとの、ほんとの、ほんとの、ほんとにマジで全然、違いますから。
天下一品の直営店は、そのほとんどが京都府下にあるのですが、東京でも高円寺店や神楽坂店は、どうやら直営店らしいと大学時代の友人から聞いています。
つまり、関東の方でも直営店の味を気軽に確かめられるチャンスはあるのです。
是非、まずは、そちらでお試しを!
そして、いくいくは、天下一品の古株店長たちが店を仕切る京都の直営店でラーメンを食して頂きたい。
北白川の本店に行ければ、ベストですが、ちょっと行きにくいに場所でもあるので、時間等の都合で難しい場合には京都御所観光のついでに立ち寄ることができる今出川店でもいいです。
というか、どこでもいいので直営店のこってりを食べてみてもらいたい!
なぜ、私もふくめ、京都で青春時代を過ごした者たちが、取りつかれたように天一に通いつめ、嬉々としてラーメンをくらい、医者の忠告も無視してスープを飲み干し続けるのか、きっと、おわかり頂けるはずですから。
ノー天一、ノーライフ。
天一のラーメン、食えなきゃ、生きている意味なんてない!
偽らざる、私の本音です。
いやいや、いい歳なんだから、体も大事にしないよ。
木村社長へのお願い
最後に敬愛する天下一品、木村社長にお願いがあります。
木村社長のお言葉「正しい努力」、勝手ながら私の座右の銘にさせて頂いております。
すいません、生意気、言います。
その正しい努力をFC店の提供商品管理にも向けて頂けないでしょうか?
たとえば、時々、覆面捜査員を派遣して味をチェックするとかすれば、きっとFC店も直営店の味に近づくことができるんじゃないかと思うのです。
天下一品をこよなく愛する者の一人として、心からお願い申し上げます。
「天下一品のラーメンはまずい」などという愚見が、この世から消え去り、家の近所の天一でも、おいしい、こってりラーメンが食べられる日がやってくることを祈って。
それでは天下一品中毒者の世迷言に最後までお付き合い頂き、誠にありがとうございました。
覆面捜査員制度はいいかも。
FC店にとっても、結局、プラスになる話のはず。