こんにちは、コテコテ関西人やっせです。
先日のことです。嫁さんが息子の同級生のお母さんからもらった「ありがとう」との御礼LINEに対する返信に四苦八苦していました。
私:「『はーい』とかでええんちゃうの?よう、知ってる人なんやろ?」
嫁さん:「うん、まあ、10年以上前から知ってるのは、知ってる人なんだけど、○○(息子の名前)の学校行事なんかで一緒になるくらいで、普段から、連絡しあったりすることはない。」
私:「じゃあ、『どういたしまして』とかにしとけば?」
嫁さん:「いや、『どういたしまして』は距離感、出し過ぎじゃない?」
私:「ほな、『はーい』でええやん。」
嫁さん:「『はーい』じゃ、軽すぎるでしょ。友達ってわけじゃないんだし。」
私:「めんどくさっ!」
嫁さん:「そう、よっぽど中のいい友達じゃない限り、女同士って面倒くさいものなのよ。」
男にはちょっと、わかりにくい話ではありますが、うちの嫁さんと同様のことで頭を痛めたことがあるって女性、結構、多いのではないでしょうか。
ということで今回はメールやLINEなどでの「ありがとう」という御礼メッセージに対して、どう返信すべきなのかということについて検討してみたいと思います。
なにぶん、おっさんの考えることなので、女性からしてみれば検討違いの結論に到達することがあるかもしれませんが、半世紀以上、大阪という癖の強い人揃いの街で生きたきた者の一つの意見として参考にして頂ければと思います。
うわあ、女性は色々と大変なんだね。男で良かった。
おっさんの感覚で言うと
私自身の感覚で言えば、自分が送った御礼のメッセージに対しての相手からの返信が「はーい」であろうと「どういたしまして」であろうと「ああ、無事、御礼のメッセージを確認してもらえたな」と思うだけで、不快に感じるようなことはまずないです。
ただ私もこっちは、そこそこ親しいつもりの相手から「どういたしまして」と返信されると、先方は私との間に「多少の距離を感じているんだなあ」とか、もしくは、「ちょっと距離をとって置きたいんだなあ」とは感じるかも。
そういった意味では、私に関しては、よほど、お互いに礼儀をわきまえないといけない関係性の相手でないかぎり「はーい」と返信してもらえるのが一番、心地いいかもしれません。
逆にありがとうメッセージに対する一番、不快な返信内容は「はい」ですね。何て言ったらいいのかな、ただ単に御礼があったことを確認しましたといった感じを受けてしまう。
無感情にこちらの御礼に対して反応しているだけのように感じてしまうんですよね。「だったら返信しなくていいよ」と思う方、私以外にも、結構、いらっしゃるんじゃないでしょうか。
「はーい」と「はい」を比べるとその差はたった一本の伸ばし棒があるか、ないか。でもこのたった一本の伸ばし棒が受け取り手の印象を相当、変えると思いますよ。
「はーい」の方を選択する場合には「はい」とせずに「はーい」とされることを強くお勧めします。
たしかに「はい」っていう返事はかなり嫌かも。「何か怒ってる?」と勘繰ることになると思う。
「はーい」と「どういたしまして」のいいとこどりをしよう
御礼に対する返信を「はーい」と「どういたしまして」のどちらにするべきか、迷うのって結局はお礼を言ってきた人との距離感が微妙だからですよね。
「はーい」と返信すれば親しみは表現できるけれど、礼儀を欠いていると思われるかもしれない。「どういたしまして」と返信すれば礼儀は保てるけれど、よそよそしいと感じられるかもしれない。
それぐらいの中途半端な距離感だからこそ、どちらを使うべきか迷うことになるわけです。だったら、親しみを表現しつつも礼儀を感じさせる返信をすれば良いのではないでしょうか。
「はーい」を使えば親しみを伝えることができます。そして「どういたしまして」を使えば礼儀を感じさせることができます。ここまではOKですよね。
じゃあ、「はーい、どういたしたまして」と合体させてしまえば、どうでしょうか。これなら親しみを伝えつつ、礼儀を感じさせることもできるはずです。
えっ、そんなに単純な話じゃないって?いやいや、こういうややこしい問題ほど、意外と単純に考える方がうまくいくことが多いのです。
「ありがとう」との御礼に対して「はーい、どういたしたまして」と返信しておけば「よそよそしすぎる」とか「失礼過ぎる」などと批判されることは、まず、ないはずです。
これで難癖をつけてくる人はたぶん、変な人。どんな返信したって難癖をつけてきます。
どっちにしろ難癖つけられるなら、悩むだけムダです。だったら、とりあえず「はーい、どういたしたまして」と返信しておいて、あとは放置しておきましょう。で、それでトラブルになったら、また、その時に考える。
これが精神衛生上、ベストな選択だと思いますよ。一応、これを私なりの結論とさせて下さい。
これは無難な感じがする。しっかりと礼儀をわきまえるべき相手以外なら、これでいいんじゃないかな。
ありがとうへの返信メッセージ判断基準
ここではありがとうという御礼メッセージへの返信内容をどうするべきかを判断する際の基準を提示しておきたいと思います。過剰サービスかもしれませんが、どう返信すべきか迷われたときの参考になさって下さい。
1.普段、敬語を使わない相手
普段、電話や直接会って、話をするときに全く敬語を使わない相手に対しては「はーい」という返信で全く問題ありません。
下手に「どういたしまして」などと返信すると「距離をとられてる?」と勘繰られる可能性があります。せいぜい「はーい、どういたしまして」までに留めておきましょう。
2.基本的に敬語を使う相手
普段、会話をする時に基本的に敬語を使う相手に対しては「どういたしまして」と返信するのが無難です。さらに相手に対して示したい敬意の量に応じて「とんでもないです」や「とんでもございません」などとしてもいいでしょう。
また、相手からの御礼が非常に丁寧なものである場合には「とんでもないです」や「とんでもございません」に「お役に立てましたら幸いです」とか「わざわざのご連絡、恐れ入ります」などと付け加え、相手からの謝意の程度に応じた返信とするべきです。
3.1.と2.の間の相手
時々、敬語を使う、あるいは敬語は使わないけど、お互いに多少なりとも遠慮がある相手に対しては「はーい、どういたしまて」ぐらいにしておくのが良いでしょう。
「はーい」とするのはダメですね。「馴れ馴れしすぎる」とか「社会人としての礼儀がなっていない」とか思われてしまうのがオチです。
「礼儀がなっていない」のと、「よそよそしすぎる」のだと陰口を叩かれることになりやすいのは、たぶん「礼儀がなっていない」の方です。だから、どちらかというと礼儀の方を重んじて、やや遠慮気味にいきましょう。
これが最も批判を受ける可能性が低くなる御礼に対する返信へのスタンスかと思います。
やや遠慮気味ぐらいの返信を心がければいいのね。とは言っても、そのやや遠慮気味を判断するのは、やはり難しそう。
まとめ
- 御礼メッセージへの返信について、「はーい」では軽すぎる、「どういたしまして」では硬すぎるという微妙な距離感の相手に対しては「はーい、どういたしまして」とすれば良い。
- 御礼メッセージへの返信については、礼儀の方を重んじて、やや遠慮気味にいくぐらいの方が無難。その方が批判を受けにくい。
まあ、おっさんである私が女性同士の関係性の難しさを真に理解することはできないだろうなとは思いますが、それでもたった一つ言えることがあるとすれば、あんまり気にし過ぎないことです。
だって、相手はそもそもこっちがやって上げたことに関して御礼を言ってきてるわけでしょ?そのことを踏まえて想像してみて下さい。
「私がわざわざ御礼のメッセージを送っているのに『はーい、どういたしまして』と返信してくるなんて失礼すぎる!」
こんな風に怒ったり、まして、そのことを「あの人、こんな返事をしてきたのよ!」などと触れ回っている人がいたとしたら、単なる変な人でしょ。
そんな人と無理して付き合っていく必要ないし、無理して付き合っても疲弊するばかりじゃないですか。
もちろん、その人がボス猿的な存在の場合、話がそんなに簡単じゃないことはわかりますが、そこまで理不尽なボス猿はいずれ、引きずり降ろされます。
だから、常識の範囲内で考えてさっさと返信して、後は、あんまり気にしすぎないことです。気にしないというより、もう少し積極的に「どうてもいい」と思うぐらいでいい。
これが、ムダなことで頭を悩ませず、心穏やかに過ごしていくための秘訣かと思います。
以上、一おっさんの個人的な意見に最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました。