こんにちは、不動産大好きオヤジ、やっせです。
昨日、ほんの数カ月前に賃貸物件を紹介させてもらったばかりのお客さんから転勤が決まったから、解約したいとの連絡を頂戴しました。
ついこの間、東京から戻ってこられたばかりなのに気の毒な話です。
今度は仙台へ転勤されるとのこと。
きっと、優秀な企業戦士なのでしょう。
できる男はつらいですね。
ホント、できない男で良かった。(笑)
さて、無駄話はこれぐらいにして、さっさと本題に入って参りましょう。
本日は34坪は何平米になるのかということについてお伝え致します。
いつものとおり、34坪の土地に建築可能な建物の大きさや整形地であるとした場合の間口と奥行の長さの組み合わせパターンなどについても詳細にお伝えしていきますので34坪の土地等の購入や利用を検討されている方は是非とも参考にして下さいね。
ズバリ結論です。
34坪は112.3969平米(㎡)です。
畳で言うと江戸間で72.73559畳、京間で61.6194畳の広さとなります。
1坪=約 3.30579 ㎡
江戸間:1畳=1.54528㎡
京間:1畳=1.82405㎡
※江戸間は主に関東で利用される畳の規格サイズ。
京間は主に関西で利用される畳の規格サイズ。
うーん、いつもと違って数字を見ても、何の感想もわいてこない。
前回、お伝えした33坪よりは確実に大きくなっているはずなんですがね。
なぜだろう?
まあ、私の感想なんてどうでもいいんですが。(笑)
以下、33坪という広さについて詳細に検討して参ります。
34坪以外の坪数の平米数を知りたいという方は以下の記事で紹介している坪・平米換算フォームを利用してみて。
任意の坪数を入力すると平米数が自動計算される、結構、便利なフォームよ。
34坪の土地の間口と奥行の長さは?
ここでは34坪の土地の広さのイメージをつかみやすくするべく、整形地であるとした場合の間口と奥行の長さの組み合わせパターンを見てみましょう。
下表のとおりになります。
間口と奥行きの比率 | 間口(もしくは奥行) | 奥行(もしくは間口) |
---|---|---|
1:1 | 10.602m | 10.602m |
3:4 | 9.181m | 12.242m |
3:5 | 8.212m | 13.687m |
1:2 | 7.497m | 14.993m |
1:3 | 6.121m | 18.363m |
一番、広さのイメージをつかみやすいのは、間口と奥行の比率1:1でしょう。
ざっくりと10.6メートル×10.6メートルの広さということですね。
建物を建てることを考えれば、最も使い勝手が良さそうなのは間口と奥行の比率3:4あたりでしょうか。
間口が広く、奥行もしっかりあるので、一般的にイメージされるところの「座りのいい家」を建てることができそうです。
なお、34坪の整形地について実際の間口や奥行の長さから他辺の長さを求めたいという場合には、以下の計算フォームをご利用下さい。
間口もしくは奥行の長さを入力すると他辺の長さが自動的に表示されます。
34坪は車の台数にたとえると約14台分の広さになるんだ。
34坪の土地での建物建築面積は?
それでは次に34坪の土地に建築できる建物の大きさについて見てみましょう。
土地に建築できる建物の大きさはその土地に適用される建ぺい率と容積率によって、ほぼ、ほぼ、決まってきます。
まずは適用建ぺい率に基づく建築面積の上限について。
34坪の土地に建築できる建物の適用建ぺい率ごとの建築面積の上限は次のとおりになります。
建ぺい率 | 建築面積の上限 |
---|---|
30% | 10.2坪≒33.719平米(㎡) |
40% | 13.6坪≒44.959平米(㎡) |
50% | 17坪≒56.198平米(㎡) |
60% | 20.4坪≒67.438平米(㎡) |
70% | 23.8坪≒78.678平米(㎡) |
80% | 27.2坪≒89.917平米(㎡) |
90% | 30.6坪≒101.157平米(㎡) |
100% | 34坪≒112.397平米(㎡) |
※建ぺい率=建築面積÷敷地面積
建築面積とは建物の壁や柱の中心線で囲まれた部分の水平投影面積のことを言います。(建築基準法施行令第2条第1項第2号)
水平投影面積とは建物を真上から見た時の面積のことです。
多くの建物において1階部分の面積が水平投影面積になりますので、よくわからない場合には1階部分の面積のことだと思ってもらえれば結構です。
建ぺい率については角地であるなど、一定の条件を満たすことによって10%あるいは20%の緩和を受けられることがあります。
※建ぺい率は土地の物件資料等に記載されています。
建ぺい率50%で建築面積の上限が56平米超となりますので、2階建てにすれば、結構、大きめの住宅を建てられることになります。
地方都市圏ではともかく、大都市圏では住宅用の敷地として必要十分な広さと言えると思います。
豪邸を建てようとするなら話は別ですが。
34坪の土地での建物延床面積は?
次に適用容積率に基づく延床面積の上限について。
34坪の土地に建築できる建物の適用容積率ごとの延床面積の上限は下表のとおりになります。
容積率 | 延床面積 |
---|---|
50% | 17坪≒56.198平米(㎡) |
60% | 20.4坪≒67.438平米(㎡) |
80% | 27.2坪≒89.917平米(㎡) |
100% | 34坪≒112.397平米(㎡) |
150% | 51坪≒168.595平米(㎡) |
200% | 68坪≒224.794平米(㎡) |
300% | 102坪≒337.191平米(㎡) |
400% | 136坪≒449.587平米(㎡) |
500% | 170坪≒561.984平米(㎡) |
600% | 204坪≒674.381平米(㎡) |
700% | 238坪≒786.778平米(㎡) |
800% | 272坪≒899.175平米(㎡) |
1000% | 340坪≒1123.969平米(㎡) |
※容積率=建物の延床面積÷敷地面積
建物の延床面積とは各階の面積の総和(全て足したもののこと)を言います。
なお、当該土地の接する前面道路が12メートル未満の場合、前面道路の幅員による容積率の制限を受けることになります。
※実際に建築できる建物の容積率については不動産屋の営業マン等に必ず確認するようにして下さい。
容積率100%あれば5LDKぐらいの住宅を問題なく建築できそうです。
さらに土地の形がよく、うまく建物配置ができれば普通乗用車2台分+軽自動車1台分ぐらいの駐車場を確保することもできるかもしれません。
おお、34坪にもなると、利用の自由度が随分と上がってくるんだね。
34坪の土地の価格を計算しよう!
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購入予算を検討する際などにご利用下さい。
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どちらも便利な計算フォームだから是非、使ってみて。