こんにちは、不動産大好きオヤジ、やっせです。
以前、書かせてもらった不動産購入に関する本が2年ぶりに重版になりました。
まあ、印税なんかは知れたものなんですが、それでも大変な思いをして書いた本を多くの人に読んでもらえるのは、やっぱりうれしいもの。
今夜は赤飯だ!(笑)
まあ、そんなオッサンの小さなハッピーハプニングの話はさておき、本題に入って参りましょう。
本日は32坪は何平米になるのかということについてお伝えいたします。
さらに32坪の土地に建築可能な建物の規模や間口と奥行の長さの組み合わせパターンなどについても詳しく解説していきますので、興味のある方は是非、最後までお付き合い下さい。
それでは、ズバリ、結論です。
32坪は105.7853平米(㎡)です。
畳で言うと江戸間で68.45703畳、京間で57.99473畳の広さとなります。
1坪=約 3.30579 ㎡
江戸間:1畳=1.54528㎡
京間:1畳=1.82405㎡
※江戸間は主に関東で利用される畳の規格サイズ。
京間は主に関西で利用される畳の規格サイズ。
105平米超。
なんか、途端に結構、広そうですね。
あくまで私の印象レベルの話ですが。
それでは以下、詳細な検討に入って参ります。
※32坪以外の坪数を平米数に換算したい場合には、下記の記事で紹介している坪、平米換算フォームをご利用ください。
任意の坪数を入力すると平米数に自動換算されます。
おすすめの記事よ。
是非、読んでみて。
32坪の間口と奥行の長さは?
土地の広さを感覚的に理解するためには、その土地が整形地であるとした場合の間口と奥行の長さを把握する必要があります。
32坪の整形地の間口(もしくは奥行)と奥行(もしくは間口)の長さの組み合わせパターンとしては以下のようなものがあります。
間口と奥行きの比率 | 間口(もしくは奥行) | 奥行(もしくは間口) |
---|---|---|
1:1 | 10.285m | 10.285m |
3:4 | 8.907m | 11.876m |
3:5 | 7.967m | 13.278m |
1:2 | 7.273m | 14.545m |
1:3 | 5.938m | 17.814m |
ざっくりと10.3メートル×10.3メートルの広さということですね。
間口と奥行の比率3:4あたりだと比較的、間口の広い、立派な印象の家を建てられそうな気がします。
なお、32坪の土地について実際の間口(もしくは奥行)の長さから奥行(もしくは間口)の長さを計算したいという場合には以下のフォームをご利用下さい。
間口(もしくは奥行)の長さを入力すると奥行(もしくは間口)の長さが自動計算されます。
是非、色んな長さで試してみて下さいね。
32坪は車の台数でいうと13.22台分の広さ。
結構、広い感じがするよね。
32坪の土地での建物建築面積は?
土地に建築することができる建物の大きさは、その土地に適用される建ぺい率から算定される建築面積の上限と容積率から算定される延床面積の上限によって決まることになります。
32坪の土地に建築できる建物の建ぺい率ごとの建築面積の上限は下表のとおりになります。
建ぺい率 | 建築面積の上限 |
---|---|
30% | 9.6坪≒31.736平米(㎡) |
40% | 12.8坪≒42.314平米(㎡) |
50% | 16坪≒52.893平米(㎡) |
60% | 19.2坪≒63.471平米(㎡) |
70% | 22.4坪≒74.05平米(㎡) |
80% | 25.6坪≒84.628平米(㎡) |
90% | 28.8坪≒95.207平米(㎡) |
100% | 32坪≒105.785平米(㎡) |
※建ぺい率=建築面積÷敷地面積
建築面積とは建物の壁や柱の中心線で囲まれた部分の水平投影面積のことを言います。(建築基準法施行令第2条第1項第2号)
水平投影面積とは建物を真上から見た時の面積のことです。
多くの建物において1階部分の面積が水平投影面積になりますので、よくわからない場合には1階部分の面積のことだと思ってもらえれば結構です。
建ぺい率については角地であるなど、一定の条件を満たすことによって10%あるいは20%の緩和を受けられることがあります。
※建ぺい率は土地の物件資料等に記載されています。
建ぺい率が50%で建築面積の上限が約53平米になるわけですから、住宅用敷地としては十分な広さと言えると思います。
さらに建ぺい率が60%以上あれば、5LDKぐらいのかなり立派な家を建てることができそうです。
32坪の土地での建物延床面積は?
32坪の土地に建築できる建物の容積率ごとの延床面積の上限は下表のとおりです。
容積率 | 延床面積 |
---|---|
50% | 16坪≒52.893平米(㎡) |
60% | 19.2坪≒63.471平米(㎡) |
80% | 25.6坪≒84.628平米(㎡) |
100% | 32坪≒105.785平米(㎡) |
150% | 48坪≒158.678平米(㎡) |
200% | 64坪≒211.571平米(㎡) |
300% | 96坪≒317.356平米(㎡) |
400% | 128坪≒423.141平米(㎡) |
500% | 160坪≒528.926平米(㎡) |
600% | 192坪≒634.712平米(㎡) |
700% | 224坪≒740.497平米(㎡) |
800% | 256坪≒846.282平米(㎡) |
1000% | 320坪≒1057.853平米(㎡) |
※容積率=建物の延床面積÷敷地面積
建物の延床面積とは各階の面積の総和(全て足したもののこと)を言います。
なお、当該土地の接する前面道路が12メートル未満の場合、前面道路の幅員による容積率の制限を受けることになります。
※実際に建築できる建物の容積率については不動産屋の営業マン等に必ず確認するようにして下さい。
容積率150%あれば、ちょっと目立つぐらい大きな家を建てることもできそうです。
このことからも32坪は住宅用敷地として十分な広さであることが確認できます。
都市計画による指定容積率が150%以下の場合は、前面道路の幅員に関係なく、指定容積率がそのまま適用されることになるんだ。
参考までに覚えておいて。
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