こんにちは、不動産大好きオヤジ、やっせです。
昨日、知り合いの地主さんがフラッと当方の事務所に立ち寄られたのですが、ベルトが切れてしまったとかでビニール紐をベルトがわりにされていてビックリしました。
いや、ウチに無駄話をしに来る時間があったら、先にベルト買いに行けよ。(笑)
さて、本日は29坪は何平米になるのかということについてお伝え致します。
29という数字を見て私が思い出すのは、往年の名レスラー、ジャイアント馬場さんです。
オールドプロレスファンなら、ご存知だと思うのですが、そのジャイアント馬場さんの身長が2メートル9センチだったんですね。
いやあ、実に大きかったなあ。
まあ、そんな、おっさんのどうでもいい思い出話はさておき、早々に本題へと入って参りましょう。
ズバリ結論です。
29坪は95.86791平米(㎡)です。
畳で言うと江戸間で62.03918畳、京間で52.55772畳の広さです。
1坪=約 3.30579 ㎡
江戸間:1畳=1.54528㎡
京間:1畳=1.82405㎡
※江戸間は主に関東で利用される畳の規格サイズ。
京間は主に関西で利用される畳の規格サイズ。
約96平米。
大都市圏で不動産取引に携わる者としては「まあ、まあ広いな」と感じるぐらいの面積です。
以下、29坪の広さについて、さらに詳しく検討していきますので、興味のある方は引き続きのお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。
なお、29坪以外の坪数の平米数をお知りになりたい方は、以下の記事で紹介している坪・平米換算フォームをご利用下さい。
任意の坪数の平米数を簡単に計算することができます。
上記のページでは他にも色々と便利な計算フォームを紹介しているから、是非、一度、利用してみてね。
間口と奥行の長さは?
整形地とした場合の29坪の土地の間口と奥行の長さは以下の表のとおりです。
間口と奥行きの比率 | 間口(もしくは奥行) | 奥行(もしくは間口) |
---|---|---|
1:1 | 9.791m | 9.791m |
3:4 | 8.479m | 11.306m |
3:5 | 7.584m | 12.64m |
1:2 | 6.923m | 13.847m |
1:3 | 5.653m | 16.959m |
間口と奥行の比率1:1から1:3まで5つのパターンを紹介してみました。
戸建の敷地にした場合に一番、見栄えがして、しかも使い勝手がいいのは3:5のパターンでしょう。
そこそこ広い間口を確保しつつ、奥行もあるので建物と駐車場の配置を考えやすいと思います。
1:1のパターンは29坪では、間口と奥行の長さが中途半端になってしまって、建物と駐車場の配置がしにくくなりそうな気がします。
なお、29坪の土地について他の間口と奥行のパターンをお知りになりたい方は以下の計算フォームを利用して下さい。
間口(もしくは奥行)の長さを入力すると奥行(もしくは間口)の長さが自動計算されます。
29坪は車でいうと12台分ほどの広さだよ。
29坪の土地に建築できる建物の建築面積の上限は?
土地の上に建築できる建物の大きさは、その土地の広さと適用建ぺい率から計算される建築面積の上限、適用容積率から計算される延床面積の上限などによって大まかに決定されることになります。
29坪の土地に建築できる建物の適用建ぺい率ごとの建築面積の上限は次の表のとおりになります。
建ぺい率 | 建築面積の上限 |
---|---|
30% | 8.7坪≒28.76平米(㎡) |
40% | 11.6坪≒38.347平米(㎡) |
50% | 14.5坪≒47.934平米(㎡) |
60% | 17.4坪≒57.521平米(㎡) |
70% | 20.3坪≒67.108平米(㎡) |
80% | 23.2坪≒76.694平米(㎡) |
90% | 26.1坪≒86.281平米(㎡) |
100% | 29坪≒95.868平米(㎡) |
※建ぺい率=建築面積÷敷地面積
建築面積とは建物の壁や柱の中心線で囲まれた部分の水平投影面積のことを言います。(建築基準法施行令第2条第1項第2号)
水平投影面積とは建物を真上から見た時の面積のことです。
多くの建物において1階部分の面積が水平投影面積になりますので、よくわからない場合には1階部分の面積のことだと思ってもらえれば結構です。
建ぺい率については角地であるなど、一定の条件を満たすことによって10%あるいは20%の緩和を受けられることがあります。
※建ぺい率は土地の物件資料等に記載されています。
建ぺい率が30%や40%でないかぎり、問題なく建物の敷地として利用できる広さであることがわかります。
ちなみに建ぺい率30%とか40%というのは結構なレアケースかと思います。
少なくとも私の過去の取引経験上は建ぺい率30%とか40%とかいう土地は見たことがありません。
いわゆる郊外型の超高級住宅街みたいな場所では、そういう建ぺい率が適用されることがあるのかもしれませんね。
29坪の土地に建築できる建物の延床面積の上限は?
29坪の土地に建築できる建物の適用容積率ごとの延床面積の上限は下表のとおりになります。
容積率 | 延床面積 |
---|---|
50% | 14.5坪≒47.934平米(㎡) |
60% | 17.4坪≒57.521平米(㎡) |
80% | 23.2坪≒76.694平米(㎡) |
100% | 29坪≒95.868平米(㎡) |
150% | 43.5坪≒143.802平米(㎡) |
200% | 58坪≒191.736平米(㎡) |
300% | 87坪≒287.604平米(㎡) |
400% | 116坪≒383.472平米(㎡) |
500% | 145坪≒479.34平米(㎡) |
600% | 174坪≒575.207平米(㎡) |
700% | 203坪≒671.075平米(㎡) |
800% | 232坪≒766.943平米(㎡) |
1000% | 290坪≒958.679平米(㎡) |
※容積率=建物の延床面積÷敷地面積
建物の延床面積とは各階の面積の総和(全て足したもののこと)を言います。
なお、当該土地の接する前面道路が12メートル未満の場合、前面道路の幅員による容積率の制限を受けることになります。
※実際に建築できる建物の容積率については不動産屋の営業マン等に必ず確認するようにして下さい。
容積率100%以上であれば、一般的な住宅として十分な規模の建物を建築できることがわかります。
容積率80%以下だとさすがにちょっと、建物が小さくなってしまいそうですね。
もっとも適用容積率が80%以下の地域なんて実際にはそんなにないと思いますが。
29坪あれば、あまり色々、考えずに建物を建てることができそうね。
29坪の土地の価格を計算しよう!
29坪の土地について坪単価から土地価格を算定できる計算フォームと土地価格から坪単価を算定できる計算フォームを用意致しました。
土地価格の妥当性を判断するための一つのツールとして是非ともご利用下さい。
相場より価格の高い不動産を買ってはダメ!
しっかりとした事前検討を!!