こんにちは、やっせです。
最近、歳のせいか、人の名前が出てきにくいことが増えて困っています。
今日も偶然、4~5年前に当方の仲介で中古マンションを購入して頂いたお客さんに出くわし、あいさつされたのですが、なかなか名前が出てこず、めちゃくちゃ、あせりました。
今回はなんとか、ごまかし通せたのですが、営業の仕事に携わる者として、さすがにこれはまずい。
お客さんの方は、まさか自分の名前を忘れられているとは思っていないですからね。
お客さんに不快な思いをさせることがないよう、何かしら、実効性のある対策を講じたいと思います。
さて、それでは本題です。
今回は60坪は何平米なのか、ということについてお伝え致します。
さらに60坪の土地が整形地であるとした場合の間口と奥行の長さや、同土地の上に建築可能な建物の規模などについても具体的な数字を挙げつつ、詳しく解説していきますので60坪の土地の購入や利用等をお考えの方は是非とも最後までお付き合い下さい。
きっと、参考にして頂けるはずです。
それでは、ズバリ結論です!
60坪は198.3474平米(㎡)です。
畳で言うと江戸間で128.3569畳、京間で108.7401畳の広さとなります。
1坪=約 3.30579 ㎡
江戸間:1畳=1.54528㎡
京間:1畳=1.82405㎡
※江戸間は主に関東で利用される畳の規格サイズ。
京間は主に関西で利用される畳の規格サイズ。
ほぼ200平米。
これぐらいの広さがあると、かなり大きな建物でも問題なく建てられるのではないでしょうか。
私には一生、手が届きませんが。(笑)
以下、60坪の広さについてより詳細に検討して参りたいと思います。
60坪以外の坪数の土地の平米数を知りたい場合には、以下の記事で紹介している坪・平米換算フォームを利用してね。
任意の坪数を入力すると、自動的に平米数に換算してくれるのよ。
60坪の土地の間口と奥行きの長さは?
土地の広さを把握するためには、その土地が整形地であるとした場合の間口と奥行の長さを知る必要があります。
60坪の土地の間口と奥行の長さの組み合わせパターンは次の表のとおりです。
間口と奥行きの比率 | 間口(もしくは奥行) | 奥行(もしくは間口) |
---|---|---|
1:1 | 14.084m | 14.084m |
3:4 | 12.197m | 16.262m |
3:5 | 10.909m | 18.182m |
1:2 | 9.959m | 19.917m |
1:3 | 8.131m | 24.393m |
さすがに60坪ともなると、どの比率パターンでも、間口と奥行が、かなり長くなってきます。
一番、イメージをつかみやすいのは比率1:2のパターンでしょうか。
要するに60坪というのは約10メートル×約20メートルの広さってことですね。
これぐらいの広さがあると随分と、様々な利用方法を考えることができそうです。
もちろん、土地の形にもよりますけどね。
ちなみに60坪は自動車の台数で換算すると普通自動車24.8台分ほどになります。
そう考えると、やっぱり、かなり広いんだなあっていう感じがしますよね。
ほんと、うらやましい限りです。
60坪の土地について実際の間口や奥行の長さから他辺の長さを計算するための式は以下のとおり。
198.3474(平米)÷間口もしくは奥行のメートル数
この計算をするのが面倒くさいっていう人は以下の計算フォームを利用してね。
間口や奥行の長さをメートル数で入力すると他辺の長さが自動表示されるよ。
60坪の土地での建築面積の上限値は?
土地の上に建築できる建物の大きさは、その土地に適用される建ぺい率と容積率によって概ね、決まることになります。
(その他に各種高さ制限等の影響あり。)
60坪の土地の上に建築できる建物の適用容積率ごとの建築面積の上限値は以下の表のとおりです。
※建ぺい率とは敷地面積に対する建築面積(建物を真上から見た時の面積)の割合のことを言います。
建ぺい率=建築面積÷敷地面積×100%
なお、建物の敷地が角地である場合や、防火地域内に耐火建築物を建てる場合には、建ぺい率の10%緩和措置があります。
建ぺい率 | 建築面積の上限 |
---|---|
30% | 18坪≒59.504平米(㎡) |
40% | 24坪≒79.339平米(㎡) |
50% | 30坪≒99.174平米(㎡) |
60% | 36坪≒119.008平米(㎡) |
70% | 42坪≒138.843平米(㎡) |
80% | 48坪≒158.678平米(㎡) |
90% | 54坪≒178.513平米(㎡) |
100% | 60坪≒198.347平米(㎡) |
建ぺい率50%でも建築面積の上限値が約100平米もありますので、個人の方が住宅の敷地として利用するのなら、十二分な広さと言えるでしょう。
それこそサザエさん家のような立派な平屋建て住宅を建築することもできそうです。
平屋でも十分な大きさの家を建てられると思うと、やっぱり60坪ってすごく広いんだね。
60坪の土地での延床面積の上限値は?
60坪の土地の上に建築できる建物の適用容積率ごとの延床面積の上限値は以下の表のとおりです。
※容積率とは敷地面積に対する延床面積(建物各階面積の総和)の上限値のことを言います。
容積率=延床面積÷敷地面積×100%
前面道路の幅員が12メートル未満の土地の容積率は都市計画で指定された容積率と前面道路の幅員による制限容積率を比較して、より厳しいものが適用されることになります。
前面道路の幅員による制限容積率は以下のように計算されます。
住居系の用途地域内の場合:前面道路の幅員×4/10(原則)×100%
住居系以外の用途地域内の場合:前面道路の幅員×6/10(原則)×100%
容積率 | 延床面積の上限値 |
---|---|
50% | 30坪≒99.174平米(㎡) |
60% | 36坪≒119.008平米(㎡) |
80% | 48坪≒158.678平米(㎡) |
100% | 60坪≒198.347平米(㎡) |
150% | 90坪≒297.521平米(㎡) |
200% | 120坪≒396.695平米(㎡) |
300% | 180坪≒595.042平米(㎡) |
400% | 240坪≒793.39平米(㎡) |
500% | 300坪≒991.737平米(㎡) |
600% | 360坪≒1190.084平米(㎡) |
700% | 420坪≒1388.432平米(㎡) |
800% | 480坪≒1586.779平米(㎡) |
1000% | 600坪≒1983.474平米(㎡) |
容積率100%でも延床面積の上限値が198平米にも達していますので、豪邸といって差し支えない大きさの家を建てられることになります。
それこそ、8LDKとか9LDKといった間取りの家でも十分、建てられてしまいます。
前面道路の幅員による容積率の説明がわかりにくい場合には以下の動画を参考にしてみて下さい。
図を使ってわかりやすく説明してくれていると思います。
60坪の土地の価格を計算しよう!
土地の購入に際してはその価格が、周辺相場に照らして妥当なものになっているかをチェックする必要があります。
土地の売出し価格は売主が任意に決定するため、周辺相場とかけ離れた高いものになっていることも、よくあるからです。
そこで土地価格のチェックをサポートするためのツールとして60坪の土地について坪単価から土地価格を算定できる計算フォームと土地価格から坪単価を算定できる計算フォームを用意しました。
電卓でも簡単にできる計算ではありますが、せっかく作ったものでもありますので、必要に応じてご利用になって下さい。
価格の事前チェックを怠ったがために何百万円も損をするということが割と普通にあるそうよ。
そうならないためにも土地を購入する際には必ず価格の事前チェックを行ってね。