こんにちは、やっせです。
昨日、10分散髪に行ったら、お店がすいていたせいか、30分ぐらいかけて丁寧に散髪されてしまい、大変、弱りました。
私の場合、安いから10分散髪を利用しているわけじゃない。
長く座っているのが嫌だから10分散髪を利用しているのです。
その辺のお客さんのニーズを敏感に感じとってほしいなあ。
まあ、丁寧に散髪してもらっておいて、文句を言うのも変な話なんですけどね。
さて、そんなオッサンの愚痴めいた話はさておき、本題に入って参りましょう。
今回は坪・平米換算シリーズの一環として54坪は何平米になるのかということについてお伝え致します。
いつものように54坪の土地が整形地であるとした場合の間口と奥行の長さや54坪の土地に建築できる建物の大きさなどについても詳しく紹介していきますので、興味のある方は是非、最後までお付き合いになって下さい。
それではズバリ結論です。
54坪は178.5127平米(㎡)です。
畳で言うと江戸間で115.5212畳、京間で97.8661畳の広さです。
1坪=約 3.30579 ㎡
江戸間:1畳=1.54528㎡
京間:1畳=1.82405㎡
※江戸間は主に関東で利用される畳の規格サイズ。
京間は主に関西で利用される畳の規格サイズ。
54坪という坪数でも十分、広さを感じるのですが、178.5127平米という平米数を見ると余計に広さを感じます。
都会では、どうしても敷地面積100平米以下の物件を触る機会の方が圧倒的に多いですからね。
以下、54坪という広さについて、様々な角度から検討して参りたいと思います。
なお、54坪以外の坪数の平米数を知りたいということが当然、あると思うのですが、その場合には、過去記事で紹介している坪・平米換算フォームをご利用になって下さい。
任意の坪数を入力すると、平米数に自動換算されます。
地味に便利なので是非、ブックマークしておいて下さいね。
これは電卓、使うより便利かも。
僕もブックマークしておこうっと。
54坪の土地の間口と奥行の長さは?
54坪の土地が整形地であるとした場合の間口と奥行の長さの組み合わせパターンは以下の表のとおりです。
間口と奥行の比率 | 間口(もしくは奥行) | 奥行(もしくは間口) |
---|---|---|
1:1 | 13.361m | 13.361m |
3:4 | 11.571m | 15.428m |
3:5 | 10.349m | 17.249m |
1:2 | 9.448m | 18.895m |
1:3 | 7.714m | 23.142m |
間口と奥行きの比率1:1から1:3まで5つの組み合わせパターンをピックアップしてみました。
やはり54坪ともなると一辺、一辺が非常に長くなってきますね。
間口と奥行の比率1:3あたりは奥行が深くなりすぎて、ちょっと使い勝手が悪くなるかも。
2筆に分ける場合も手前と奥に分けることになるので、奥の方はいわゆる専用通路物件になってしまいます。
土地全体の価値としては、上記の表の他の比率になる場合に比べて、ちょっと、下がってしまうことになるでしょう。
なお、54坪の土地について実際の間口や奥行の長さから他辺の長さを計算したい場合には以下のフォームをご利用になって下さい。
間口もしくは奥行の長さをメートル数で入力すると他辺の長さがメートル数で自動表示されます。
間口と奥行の比率によって、価格が変わったりするんだね。
知らなかったわ。
54坪の土地での建築面積の上限値は?
それでは次に54坪の土地に建築できる建物の大きさについて見ていきましょう。
土地に建築できる建物の大きさは、その土地に適用される建ぺい率から計算される建築面積の上限値と、その土地に適用される容積率から計算される延床面積の上限値によって、概ね、決定づけられることになります。
(その他、各種高さ制限等の影響あり)
54坪の土地に建築できる建物の適用建ぺい率から計算される建築面積の上限値は以下の表のとおりになります。
※建築面積とは建物の壁等の中心線で囲まれた部分を真上から見た際の面積のことを言う。
※建ぺい率とは建築面積の敷地面積に対する割合のことを言う。
敷地面積100平米、建築面積60平米の場合の建ぺい率は以下のように計算される。
建ぺい率=60平米÷100平米×100%=60%
建ぺい率 | 建築面積の上限値 |
---|---|
30% | 16.2坪≒53.554平米(㎡) |
40% | 21.6坪≒71.405平米(㎡) |
50% | 27坪≒89.256平米(㎡) |
60% | 32.4坪≒107.108平米(㎡) |
70% | 37.8坪≒124.959平米(㎡) |
80% | 43.2坪≒142.81平米(㎡) |
90% | 48.6坪≒160.661平米(㎡) |
100% | 54坪≒178.513平米(㎡) |
上記の表からわかるとおり、建ぺい率50%で建築面積の上限値が89平米強に達しますので2階建て以上にするのであれば、かなり規模の大きい建物を建築できることがわかります。
個人の住宅用敷地としては十二分な広さでしょう。
建築面積は通常、1階部分の面積と一致することになる。
1階部分より、上階部分の方が外にはみ出しているような建物は稀だからね。
54坪の土地での延床面積の上限値は?
54坪の土地に建築できる建物の適用容積率ごとの延床面積の上限値は以下の表のとおりです。
※延床面積とは建物の各階面積の総和のことを言います。
※容積率とは延床面積の敷地面積に対する割合のことを言います。
たとえば敷地面積100平米、延床面積200平米の建物の容積率は以下のように計算される。
容積率=延床面積÷敷地面積×100%
容積率 | 延床面積の上限値 |
---|---|
50% | 27坪≒89.256平米(㎡) |
60% | 32.4坪≒107.108平米(㎡) |
80% | 43.2坪≒142.81平米(㎡) |
100% | 54坪≒178.513平米(㎡) |
150% | 81坪≒267.769平米(㎡) |
200% | 108坪≒357.025平米(㎡) |
300% | 162坪≒535.538平米(㎡) |
400% | 216坪≒714.051平米(㎡) |
500% | 270坪≒892.563平米(㎡) |
600% | 324坪≒1071.076平米(㎡) |
700% | 378坪≒1249.589平米(㎡) |
800% | 432坪≒1428.101平米(㎡) |
1000% | 540坪≒1785.127平米(㎡) |
ここでは低層住居専用地域以外の住居系の用途地域で適用されることが多い容積率200%の場合について見てみましょう。
この場合、延床面積の上限値は357平米強となります。
昨今、都会で新規分譲される戸建住宅の標準的な大きさが90平米程度ですから、その約4倍の大きさの建物を建築できるということです。
このことから54坪の土地に、いかに大きな建物を建築することができるかを、おわかり頂けることと思います。
なお、前面道路の幅員が12メートル未満の土地については前面道路の幅員による容積率制限があることにご注意下さい。
その場合、都市計画上の指定容積率と前面道路の幅員による容積率を比較し、より厳しい方がその土地の適用容積率となります。
例;都市計画上の指定容積率が200%となっている住居系の用途地域内の土地で前面道路の幅員が4メートルの場合の適用容積率は次のように決定される。
前面道路の幅員による容積率=
4メートル×4/10(住居系の用途地域のおける原則的な指定乗数)×100%=160%
都市計画上の指定容積率200%>前面道路の幅員による容積率160%
したがって、この土地の適用容積率は160%となる。
54坪もあると容積率次第で、めちゃくちゃ大きな建物を建てられるんだね。
54坪の土地の価格を計算しよう!
54坪の土地について坪単価から土地価格を算定できる計算フォームを用意しました。
購入予算の検討の際などにご利用下さい。
さらに54坪の土地について土地価格から坪単価を算定できる計算フォームを用意しました。
土地取引価格の妥当性の検証の際などにご利用下さい。
坪単価は必ず確認すること!
油断禁物だよ!!