こんにちは、不動産大好きオヤジ、やっせです。
昨日、某所で他の宅建士さんの重要事項説明を聞く機会があったのですが、説明の内容がデタラメ過ぎて、ちょっとビックリしてしまいました。
プロとして云々以前に、よくそれで宅建試験に合格したなあという感じ。
自分も他の宅建士さんから同じようなことを思われることがないように今後、益々、気をつけたいと思います。
さて、本日は26坪は何平米になるのかということについてお伝えいたします。
加えて26坪の土地の間口と奥行の長さの組み合わせパターンや建築できる建物の大きさなどについても具体的な数字を挙げながらお伝えしていきますので、興味のある方は是非、最後までお付き合い下さい。
それでは早速、核心部分のお話です。
26坪は85.95054平米(㎡)です。
畳で言うと江戸間で55.62134畳、京間で47.12071畳の広さです。
1坪=約 3.30579 ㎡
江戸間:1畳=1.54528㎡
京間:1畳=1.82405㎡
※江戸間は主に関東で利用される畳の規格サイズ。
京間は主に関西で利用される畳の規格サイズ。
80平米台の後半に突入し、ある程度まとまった広さの土地のような印象になりますね。
家らしい家を建てることができそう。
それでは26坪の土地について、以降、さらに詳しく見ていきましょう。
なお、26坪以外の坪数の平米数をお知りになりたい方は、下記の記事内で紹介している坪・平米換算フォームをご利用になって下さい。
任意の坪数を入力すると、その平米数が自動表示されます。
便利な計算フォームだから是非、使ってみてね。
間口と奥行の長さは?
それでは次に26坪の土地の間口と奥行の組み合わせパターンを確認してみましょう。
以下の表のとおりになります。
間口と奥行きの比率 | 間口(もしくは奥行) | 奥行(もしくは間口) |
---|---|---|
1:1 | 9.271m | 9.271m |
3:4 | 8.029m | 10.705m |
3:5 | 7.181m | 11.969m |
1:2 | 6.556m | 13.111m |
1:3 | 5.353m | 16.058m |
間口と奥行きの比率、3:5あたりだと間口が7メートルを超えながら、奥行きも約12メートル確保することができますので、割と見栄えのする土地になりそうです。
なお、26坪の土地について実際の間口(もしくは奥行)の長さから奥行(もしくは間口)の長さを計算したいという場合には、以下のフォームをご利用下さい。
実際の間口(もしくは奥行)の長さを入力すると奥行(もしくは間口)の長さが自動的に計算されます。
26坪は車の台数で例えると普通乗用車、10.74台分ほどの広さになるよ。
26坪の土地での建築面積の上限は?
次に26坪の土地に建築することができる建物の大きさを見ていきましょう。
土地に建築することができる建物の規模は、その土地に適用される建ぺい率と容積率によって決まってきます。
26坪の土地に建築することができる建物の建ぺい率ごとの建築面積の上限は下記のとおりになっています。
建ぺい率 | 建築面積の上限 |
---|---|
30% | 7.8坪≒25.785平米(㎡) |
40% | 10.4坪≒34.38平米(㎡) |
50% | 13坪≒42.975平米(㎡) |
60% | 15.6坪≒51.57平米(㎡) |
70% | 18.2坪≒60.165平米(㎡) |
80% | 20.8坪≒68.76平米(㎡) |
90% | 23.4坪≒77.355平米(㎡) |
100% | 26坪≒85.951平米(㎡) |
※建ぺい率=建築面積÷敷地面積
建築面積とは建物の壁や柱の中心線で囲まれた部分の水平投影面積のことを言います。(建築基準法施行令第2条第1項第2号)
水平投影面積とは建物を真上から見た時の面積のことです。
多くの建物において1階部分の面積が水平投影面積になりますので、よくわからない場合には1階部分の面積のことだと思ってもらえれば結構です。
建ぺい率については角地であるなど、一定の条件を満たすことによって10%あるいは20%の緩和を受けられることがあります。
※建ぺい率は土地の物件資料等に記載されています。
26坪の広さなら、建ぺい率50%でもワンフロアの広さを43平米ほど、とることができることがわかります。
標準的な広さの2階建ての家なら建築することができそうです。
ただし、理想を言えば、やはり建ぺい率60%は欲しいところですね。
建ぺい率が60%あれば、余裕をもって色んな建築プランを考えることができるようになると思います。
26坪の土地での延床面積の上限は?
26坪の土地に建築することができる建物の容積率ごとの延床面積の上限は下記のとおりになっています。
容積率 | 延床面積 |
---|---|
50% | 13坪≒42.975平米(㎡) |
60% | 15.6坪≒51.57平米(㎡) |
80% | 20.8坪≒68.76平米(㎡) |
100% | 26坪≒85.951平米(㎡) |
150% | 39坪≒128.926平米(㎡) |
200% | 52坪≒171.901平米(㎡) |
300% | 78坪≒257.852平米(㎡) |
400% | 104坪≒343.802平米(㎡) |
500% | 130坪≒429.753平米(㎡) |
600% | 156坪≒515.703平米(㎡) |
700% | 182坪≒601.654平米(㎡) |
800% | 208坪≒687.604平米(㎡) |
1000% | 260坪≒859.505平米(㎡) |
※容積率=建物の延床面積÷敷地面積
建物の延床面積とは各階の面積の総和(全て足したもののこと)を言います。
なお、当該土地の接する前面道路が12メートル未満の場合、前面道路の幅員による容積率の制限を受けることになります。
※実際に建築できる建物の容積率については不動産屋の営業マン等に必ず確認するようにして下さい。
容積率が100%あれば標準的な規模の住宅は建築することができそうですが、ここでも、やはり、できれば容積率150%、欲しいところですね。
3階建てにすれば駐車場2台分とちょっとした前庭を確保しながら、5LDKの立派な家を建てることができそうです。
うん、やっぱり容積率150%は欲しいところだよね。
26坪の土地の価格を計算しよう!
不動産購入の場面では、土地価格の妥当性についての事前チェックが必須となります。
その事前チェックを容易にするべく、26坪の土地について坪単価から土地価格を算定できる計算フォームと土地価格から坪単価を算定できる計算フォームをそれぞれ用意しましたので、必要に応じてご活用下さい。
本人も気づかないうちに何百万円も損をしているなんてことが実はよくあるんだ。
それを防ぐためにも、必ず価格の妥当性の事前チェックを行うようにしてね!