こんにちは、コテコテ関西人、やっせです。
私が関西人以外の人からよく聞かれる質問の一つに「なぜ、関西人は関西人以外の人が使う関西弁に、あんなに厳しいのか?」というものがあります。

たしかにネットなどを見ていても「関東のやつが使う関西弁はきもい」とか「エセ関西弁を使うなや」とか、いったような声をよく見かけますが、果たして関西人みんなが、そんなことを思っているのでしょうか。

ということで本日は「関西人みんなが、エセ関西弁はうざいと感じているのか?」という点について、関西弁歴50年の大阪のおっさんの立場から私見を述べさせて頂きたいと思います。

関西弁および関西人に対する新たな発見もあると思いますので、興味のある方は是非とも最後までお付き合い下さい。

あっこちゃんあっこちゃん

たしかに関西人は関西以外の人が使う関西弁に対して厳しいイメージがあるわ。実際のところは、どうなのかしら?

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エセ関西弁ウェルカム!

関西人以外の人が使う関西弁をすべてエセ関西弁と定義するならば、私、個人としてはエセ関西弁は基本的に喜ばしいことで、むしろウェルカムです。

誰もが自分が子供の頃から慣れしたんだ地域の言葉というのは大切に感じているもの。その地域の言葉を、他の地域出身の方も使ってくれているということは、その地域の言葉が言わば勢力を拡大しているということですから、嫌がる理由がありません。どちらかと言えば、うれしいに決まっていますよね。

それに言葉というのは周囲の人から、どうしてもうつるものです。特に関西弁というのは、感染力が強く、他の地域から関西に引っ越してきて、周囲が関西人ばかりになると、嫌でも使う単語やイントネーションなどが関西風味に変化していきます。

実際、私は仕事で関西以外のクライアントと1時間単位でスカイプやズームでやりとりすることが多いのですが、その1時間ほどの時間の中でさえ、部分的に私の使う関西弁がクライアントにうつってしまうことがありますからね。このような事実を踏まえれば、エセ関西弁を使う人が出てくるのはごく自然な現象。

時々、不寛容な関西人の攻撃を受けることがあるかもしれませんが、あまり気にしないことです。あえて口に出さないだけで、ほとんどの関西人がエセ関西弁を使っている人を「あっ、うつってはる」と微笑ましく思っていますので。臆することなく関西弁を使って下さいね。

まことくんまことくん

なんだ、みんながみんな、エセ関西弁をうざいと感じているわけじゃないんだね。だったら関西弁、ちょっと、使ってみたいな。関西弁好きだし。

こういうエセ関西弁はうざい!

しかしながら、私もエセ関西弁がマジでうざいと感じることはあります。それはズバリ、明らかに関西弁をバカにする意図をもって、エセ関西弁を使う人に遭遇した時です。

時々、いますよね、こちらが関西人だとわかると不自然に強調しながら「~ちゃいまっかー」とか「~でんねん」などと言ってくる人。こういう人に出会うと「なんじゃ、こいつ、マジでうざい」と感じてしまいます。

関西弁に限らず、自分が生まれ育った地域の言葉をバカにされて、喜ぶ人なんています?いませんよね。

再度、強調しておきます。関西人はみんな、関西以外の人が使う関西弁に対して極端に不寛容と思われがちですが、それは誤解です。もちろん、一部、そういう人はいますし、そういう人の発言がクローズアップされがちだから、関西人みんながそんな風に思われがちですが、実際にはそうじゃないです。

ただね、自分たちが大事にしている関西弁をバカにされていると感じたら、やっぱり、ほとんどの関西人が「こいつ、いてもうたろか」と感じてしまうと思います。つまり、エセ関西弁を使ってうざいと感じられてしまうか、どうかは、エセ関西弁を使う人の関西弁に対するスタンスの問題だと思います。

自分の使っているエセ関西弁は明らかに関西弁をバカにする意図が透けて見えるだろうなあと感じる人は、もう、やめておいた方がいいですよ。脅すわけではないですが、たぶん、いずれ、えらい目に遭うことになると思いますので。

※「いてまう」という言葉の詳細についてはこちらの記事をご確認下さい。

あっこちゃんあっこちゃん

これは関西弁に限らず、気を付けないといけないことだよね。同時に関西人も標準語をバカにするような使い方をするのは、やめて欲しいな。

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エセ関西弁の許容度は地域によって異なる?

あと、エセ関西弁に対する関西人の反応というか、許容度は地域によってもかなり異なります。地域によってはエセ関西弁を使うことが、直ちに実害を生むようなこともありえますので、注意喚起的にお伝えしておきます。

関西全域の中でも、エセ関西弁に対する許容度がもっとも低いのは、おそらく南大阪でしょう。一般的に南大阪の人は北大阪の人に比べて関西愛というか、大阪愛がどギツく、そのためエセ関西弁を使っている人を見かけると、許しがたいと感じてしまう人が多いようです。

面と向かって「お前、なんで、そんな気持ち悪いしゃべり方すんねん!うざいんじゃ!!」などと詰め寄ってくる人もいる可能性がありますので、十分、気を付けて下さい。

これに対して北大阪の人は割と感覚的にニュートラルな人が多く、エセ関西弁についても特段の悪意を感じない限り、許容できる人の割合が高いです。

これについては北大阪(特に阪急沿線)は関東などからの転勤者も多く、エセ関西弁に対する免疫があることも影響しているのかもしれません。日々、エセ関西弁に接していれば、一々、腹を立てたりもしていられませんからね。

次に京都について。京都の中でも京都市内中心部の人はエセ関西弁に対して、かなり厳しい傾向にあります

南大阪の人のように「うざいんじゃ!」などと口に出して攻撃してくる人はまずいませんが、ニコニコしながらも腹の中では、「うざい」なんかより、もっと、人を見下したような言葉を投げつけていることも十分、ありえますので、「我こそは、京都人」と思っているような人種の前でエセ関西弁を使うことは、なるべく避けた方がいいです。

大阪、京都以外では兵庫県の尼崎周辺や和歌山県北部もエセ関西弁に対する許容度が低い傾向にあります。いずれも独自の文化的価値観のある地域なので、いわゆる、よそ者に対する見方が、どうしても厳しくなってしまうのかもしれません。

したがって、これらの地域ではエセ関西弁を絶対に使わないことです。たぶん、からまれます。

上記以外の地域では、思っているほど、エセ関西弁に対して厳しくはありませんので、安心して使って下さい。ただし決して関西弁をバカにするような使い方はしないことです。

関西弁をバカにするような意図が透けて見えれば、たとえ、どこの地域であっても確実に「うざい」と思われることになってしまいますので。

まことくんまことくん

エセ関西弁に対する許容度に地域差があるなんて、はじめて知ったよ。これは勉強になる。

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まとめ

  • 関西人みんながエセ関西弁をうざいと思っているわけではない。悪意のないエセ関西弁に対しては、むしろ好意的な人が大半である。
  • 関西弁をバカにする意図をもって、使われるエセ関西弁は当然、うざいと思われる。関西人に限らず、自分が生まれ育った地域の言葉をバカにされて喜ぶ人なんているはずがない。
  • エセ関西弁に対する許容度は地域によって、大きく異なる。南大阪等の関西愛が強い地域でエセ関西弁を使用することは非常に危険な行為と言える。

今回はネット上などでよく見かける言葉に準じてテーマを「関西人はエセ関西弁をうざいと感じているのか」とさせてもらいましたが、そもそも関西以外の人が使う関西弁を一律に「エセ関西弁」などと呼ぶのがよくないですよね。せっかく関西弁に慣れ親しみかけてくれている人に対する愛がなさすぎます。

言葉というのは一つの文化で広まるものもあれば、衰退していくものもあります。関西弁にしたって広まる可能性もあれば、衰退していく可能性もあるわけです。

だとすれば真に関西弁を愛する気持ちがあるのであれば「おかしな関西弁、使うなや!」などと言うのではなく「良ければ、みんなも使ってね!」という姿勢であるべきですよね。そうでないと関西弁が広まっていく動きを阻害してしまうことになるわけですから。

「エセ関西弁はうざい!」などということをまるで関西人の総意のように声高らかに言っている方には、是非、そのあたりのことを考えて頂きたいものです。目指せ!1億総関西弁化!(笑)

冗談はさておき、本日も最後までお付き合い頂き、誠にありがとうございました。また次回!

あっこちゃんあっこちゃん

当サイトでは色んな関西弁の意味等について紹介しています。関西弁や関西の文化に興味のある方は是非ともご覧になって下さい。きっと、新しい発見があると思いますので。

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