こんにちは不動産大好き男、やっせです。
心配していたお客さんの住宅ローン審査が無事、通過し、ちょっと安心しています。
この銀行でアウトだと、もう打つ手がなかったもので。
もちろん、お客さんも大喜びです。
さて、本日は20坪は何平米になるのかということについてお伝え致します。
20坪というと区切りのいい数字にはなりますが、実際のところ、どの程度の広さなのでしょうか。
また、どの程度の大きさの建物を建築することができるのでしょうか。
一般の方にとっては、なかなかイメージしにくいところだと思います。
この記事ではそのあたりのことをなるべく、わかりやすくお伝えしていくつもりですので興味のある方は是非、最後までお付き合い頂ければと思います。
それでは、まずは核心部分から。
20坪は66.1158平米(㎡)です。
畳で言うと江戸間で42.78564畳、京間で36.2467畳の広さです。
1坪=約 3.30579 ㎡
江戸間:1畳=1.54528㎡
京間:1畳=1.82405㎡
※江戸間は主に関東で利用される畳の規格サイズ。
京間は主に関西で利用される畳の規格サイズ。
66.1158平米というと、ちょうど100平米の3分の2くらいの広さですね。
建物の敷地として十分に活用できる広さであることは間違いなさそうです。
それでは20坪の広さについて、以下にさらに詳しく見て参りましょう。
※20坪以外の坪数の平米数について知りたいという方は、こちらの記事をご覧になって下さい。
任意の坪数を平米数に換算してくれる計算フォームを掲載しています。
なるほど、20坪は100平米の3分の2くらいの広さなのね。
覚えておこうっと。
広さのイメージは?
20坪の広さをより具体的にイメージして頂けるよう、ここでは自動車の台数で表現してみることに致します。
20坪の広さは普通乗用車(約8㎡)の台数に換算すると、8.26台分ということになります。
ごめんなさい、0.26台分というのがかなりわかりにくいですね。
ざっくり8台分より、少し広いぐらいと考えてもらうとイメージしやすいかもしれません。
さらにイメージしやすいように20坪の整形地の間口と奥行の組み合わせパターンを一覧にしたものを以下に掲載しておきます。
間口と奥行きの比率 | 間口(もしくは奥行) | 奥行(もしくは間口) |
---|---|---|
1:1 | 8.131m | 8.131m |
3:4 | 7.042m | 9.389m |
3:5 | 6.298m | 10.497m |
1:2 | 5.75m | 11.499m |
1:3 | 4.695m | 14.084m |
ここで一番、イメージしやすいのは1:1のパターンでしょうか。
ざっくり8メートル×8メートルの広さということができそうです。
なお、20坪の土地の間口と奥行について、上記以外の組み合わせパターンを知りたいという方はこちらの計算フォームをご利用下さい。
間口(もしくは奥行)の長さを入力すると奥行(もしくは間口)の長さが自動計算されます。
20坪の土地に建てることができる建物の建築面積は?
それでは次に20坪の土地に建築できる建物の大きさを見ていきましょう。
土地に建築できる建物の大きさを左右する最も大きな要因は、その土地に適用される建ぺい率と容積率になります。
建ぺい率によって建築面積の上限が、容積率によって延床面積の上限が、それぞれ決まってくることになるからです。
まずは20坪の土地における建ぺい率ごとの建築面積の上限を確認していきます。
建ぺい率 | 建築面積の上限 |
---|---|
30% | 6坪≒19.835平米(㎡) |
40% | 8坪≒26.446平米(㎡) |
50% | 10坪≒33.058平米(㎡) |
60% | 12坪≒39.669平米(㎡) |
70% | 14坪≒46.281平米(㎡) |
80% | 16坪≒52.893平米(㎡) |
90% | 18坪≒59.504平米(㎡) |
100% | 20坪≒66.116平米(㎡) |
※建ぺい率=建築面積÷敷地面積
建築面積とは建物の壁や柱の中心線で囲まれた部分の水平投影面積のことを言います。(建築基準法施行令第2条第1項第2号)
水平投影面積とは建物を真上から見た時の面積のことです。
多くの建物において1階部分の面積が水平投影面積になりますので、よくわからない場合には1階部分の面積のことだと思ってもらえれば結構です。
建ぺい率については角地であるなど、一定の条件を満たすことによって10%あるいは20%の緩和を受けられることがあります。
※建ぺい率は土地の物件資料等に記載されています。
建ぺい率60%で建築面積が約40平米となることがわかります。
20坪ともなるとワンフロアあたりの面積もかなり広めにとることができそうですね。
20坪の土地での建物延床面積は?
次に20坪の土地における容積率ごとの建物延床面積の上限を確認していきます。
容積率 | 延床面積 |
---|---|
50% | 10坪≒33.058平米(㎡) |
60% | 12坪≒39.669平米(㎡) |
80% | 16坪≒52.893平米(㎡) |
100% | 20坪≒66.116平米(㎡) |
150% | 30坪≒99.174平米(㎡) |
200% | 40坪≒132.232平米(㎡) |
300% | 60坪≒198.347平米(㎡) |
400% | 80坪≒264.463平米(㎡) |
500% | 100坪≒330.579平米(㎡) |
600% | 120坪≒396.695平米(㎡) |
700% | 140坪≒462.811平米(㎡) |
800% | 160坪≒528.926平米(㎡) |
1000% | 200坪≒661.158平米(㎡) |
※容積率=建物の延床面積÷敷地面積
建物の延床面積とは各階の面積の総和(全て足したもののこと)を言います。
なお、当該土地の接する前面道路が12メートル未満の場合、前面道路の幅員による容積率の制限を受けることになります。
※実際に建築できる建物の容積率については不動産屋の営業マン等に必ず確認するようにして下さい。
容積率150%でも延床面積、約100平米の建物が建つことがわかります。
20坪の土地ともなれば、3階建てにすれば、間取り的にかなりゆとりのある家を建てることができそうですね。
おお、かなり大きな家が建つんだね。
20坪の土地の価格を計算しよう!
最後に坪単価から土地価格を自動計算してくれるフォームと土地価格から坪単価を自動計算してくれるフォームを紹介しておきます。
売主さんは大切な資産を安売りしないために、買主さんは不動産の高買いを防ぐために、是非ともご活用下さい。
坪単価を計算して、周辺の土地価格相場と比較してみてね。