こんにちはコテコテ関西人やっせです。本日は「とっちゃん坊や(とっつぁん坊や)」という言葉の意味等についてご紹介致します。

先日、うちの息子が散髪に行った直後に学校の友達から「とっちゃん坊やみたいになってるやん」と言われたらしく「とっちゃん坊やって何?」と私に質問してきました。

どうやら、うちの息子は「とっちゃん坊や」という言葉をはじめて聞いた様子。若者には、あまり馴染みのない言葉なのでしょうか。

会話内容から察するに友達の方も「とっちゃん坊や」の意味を正しくは理解していなさそうですしね。

そこで、今回、あらためて「とっちゃん坊や」という言葉の意味等について紹介してみようと思い立ったわけです。

はじめて「とっちゃん坊や」という言葉を聞くという方にもスッキリとご理解頂けるよう、丁寧に、かつユーモアをもって紹介していくつもりですので、興味のある方は是非、最後までお付き合い下さい。

ほんなら、早速、行かせってもらいまっせ~!

まことくんまことくん

何度か聞いたことのある言葉だけど、具体的に意味は?と聞かれると答えられそうにないな。どういう意味なんだろう。

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とっちゃん坊やの意味とは?

とっちゃん坊やとは

いい歳をした大人なのに見た目だとか、行動、考え方などが子供じみている人

のことを意味する言葉です。

ちなみにデジタル大辞泉では「とっちゃん坊や」について以下のように記載されています。

大人でありながら、容貌やしぐさに子供っぽい一面のある人。

引用元;デジタル大辞泉

私の説明に比べて、随分と抑制的な感じがしますよね。というか捉えようによっては「とっちゃん坊や」がほめ言葉のようにも読めてしまいます。

しかし、少なくとも私が知る範囲で「とっちゃん坊や」をほめ言葉として使用している人はいないです。

もっと、ハッキリと言ってしまえば、みんな、ほぼ悪口として使っています。(もちろん、もともとの意味はデジタル大辞泉の記載どおりなのでしょうが)

そこで「とっちゃん坊や」が少なくとも現代の実際の使用場面ではほぼ悪口として使用されることを強調すべく上記のように説明させて頂いたわけです。

なお、上記の説明からもご察し頂けるとおり、「とっちゃん坊や」は少なくともうちの息子のように18歳やそこらの子供を評して使うような言葉ではありません。

現代の基準で言えば、30歳以上とかの本来、しっかりとした大人であるべき人が見た目、行動、考え方などにおいて子供じみている場合にそのことを揶揄して使用する言葉です。

その点、誤解されませんように。

あっこちゃんあっこちゃん

「とっちゃん坊や」というのは大人のような子供のことを言うんだと思ってたわ。全く逆なのね。

とっちゃん坊やを使った例文

ここでは「とっちゃん坊や」という言葉を使った例文をいくつか紹介しておきます。実際の会話を想定した使用事例を見ることによって「とっちゃん坊や」という言葉に対する理解をさらに深めて下さい。

例文①

なんで、前髪、そんなにパツンといっちゃたのよ。とっちゃん坊やみたいになってるじゃん。

「とっちゃん坊や」については髪型について言うことが、非常に多くなっています。

特に前髪が一直線に揃った形で短くなっていると、いかにも子供っぽくなってしまうので「とっちゃん坊やみたい」などと言われてしまいやすくなるわけです。

例文②

なんか、とっちゃん坊やみたいなスーツだね。もうちょっとシックなものに着替えたら。

髪型のほか、服装についても「とっちゃん坊やみたい」と表現されがちです。

あくまで子供っぽいということで「若作り」とか「若者っぽい」というのとは、また、違う意味であるという点に注意して下さい。

例文③

二代目はまるっきり、とっちゃん坊やだよ。社長なんて絶対につとまりっこないって。代替わりしたら、すぐに会社、潰れるよ。

直喩的に「あいつは、とっちゃん坊やだよ」というような言い方をすることもあります。

たとえば、大人としては考え方が甘すぎるとか、無責任すぎるとかいった場合に「とっちゃん坊やだ」などと評されることになるわけです。

まことくんまことくん

なるほど、例文を見る限り、完全に悪口として使ってる感じだね。

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とっちゃん坊やvsとっつぁん坊や

実は私自身は普段の会話の中では「とっちゃん坊や」ではなく、「とっつぁん坊や」と言ってます。

これはたぶん、私にとって「とっちゃん」と「とっつぁん」では、「とっつぁん」の方が言葉として馴染みがあるせいなんでしょうね。

ほら、時代劇の中なんかでは、子供がお父さんのことを「おとっつあん」などと呼んでますでしょう。またルパン三世も銭形警部のことを「とっつあん」と呼んでますよね。

これに対して「とっちゃん」という言葉については、単独で使用しているケースというのが、ちょっと、思い当たりません。

そのため自分にとって、より馴染みのある「とっつぁん」という言葉を使って、ついつい「とっつぁん坊や」と言っているのだと思います。

まあ、どちらが正しいということはないと思いますので、どちらでも好きな方を利用すればいいのでしょうが、この記事ではあえて「とっちゃん坊や」と表記させて頂きました。「とっつぁん坊や」は文字にすると、少々、読みにくいのではないかと感じたからです。

ですので「とっつぁん坊や」派の方、「とっつぁん坊や」でも決して間違いではありませんので、今後も気にせず「とっつぁん坊や」の方を使って下さい。

もちろん、私自身も引き続き「とっつぁん坊や」の方を使っていくつもりです。

あっこちゃんあっこちゃん

「とっつぁん坊や」でも間違いではないのね。

まとめ

  • 「とっちゃん坊や」とはいい歳をした大人なのに見た目だとか、行動、考え方などが子供じみている人のことを意味する言葉である。
  • 大人のような子供のことを「とっちゃん坊や」と呼んでいる人がいるが用法としては間違いである。
  • 「とっちゃん坊や」はほとんどの場合、悪口として使用されている。
  • 「とっちゃん坊や」と「とっつぁん坊や」、どちらでも間違いではない

ちなみに私が「とっちゃん坊や」と言われて連想するアイテムは何と言っても「蝶ネクタイ」ですね。いや、「蝶ネクタイ」が本気で似合うようなカッコいい人はいいんですよ。

でも日本人って、ほとんどの場合「蝶ネクタイ」なんてしてもバカっぽくなるだけじゃないですか。漫才師みたいに面白さを狙っているのなら、別に構わないですけどね。

かっこよく見せるとか、オシャレに見せるとかいったことを狙って「蝶ネクタイ」にするのは基本的にやめておく方がいいんじゃないかと思います。「とっちゃん坊やみたい」などと陰口を叩かれるのが関の山だと思いますので。

以上、今回は「とっちゃん坊や」という言葉の意味等についてお伝えいたしました。

まことくんまことくん

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