こんにちは不動産大好きオヤジ、やっせです。
本日は、午後からちょっと遠方の中古マンションの査定。
思わずスキップしてしまいそうです。
さて、今回は15坪は何平米になるのかということについてお届けします。
15坪は、3階建て戸建の敷地の広さとしては、ほぼ標準といっていいものですね。
大体、私なんかも15坪を基準に3階建て戸建の敷地として広いか狭いかを判断しています。
そんな、ある意味での基準点、15坪について平米数を皮切りに根ほり葉ほり紹介してきますので、是非、しばらくの間、お付き合いください。
それでは、まずは核心部分から。
15坪は49.58685平米(㎡)です。
畳で言うと江戸間で32.08923畳、京間で27.18503畳の広さです。
1坪=約 3.30579 ㎡
江戸間:1畳=1.54528㎡
京間:1畳=1.82405㎡
※江戸間は主に関東で利用される畳の規格サイズ。
京間は主に関西で利用される畳の規格サイズ。
15坪は、ほぼ50平米ということ。
非常にわかりやすいですね。
土地の広さを推測する際の基準になると思いますので、是非とも覚えておいて下さい。
なお、15坪以外の坪数の平米数を知りたいという方は、こちらの記事で紹介している計算フォームをご利用下さい。
坪数を入力すると平米数が自動的に表示されますので、是非とも試してみて下さいね。
広さのイメージは?
15坪の広さをもう少しイメージしやすくするべく、ここでは自動車の台数で表現してみましょう。
15坪は普通乗用車(約8㎡)に換算すると、6.2台分ほどの広さということになります。
車の大きさが把握できている方は、これでかなり15坪の広さをイメージしやすくなったのでは、ないでしょうか。
さらにイメージしやすいように15坪の土地の間口と奥行きの長さのパターンもいくつか紹介しておきましょう。
土地が整形地(長方形の土地のこと)である場合の間口と奥行の主なパターンは次のとおりです。
間口と奥行きの比率 | 間口(もしくは奥行) | 奥行(もしくは間口) |
---|---|---|
1:1 | 7.042m | 7.042m |
3:4 | 6.098m | 8.131m |
3:5 | 5.455m | 9.091m |
1:2 | 4.979m | 9.959m |
1:3 | 4.066m | 12.197m |
一番、イメージをつかみやすいのは間口と奥行きの比率1:2のパターンですかね。
間口、ほぼ5メートル、奥行、ほぼ10メートルということになりますから。
なお、15坪の土地について実際の間口(もしくは奥行)の長さから奥行(もしくは間口)の長さを知りたいという場合には、こちらのフォームをご利用ください。
間口(もしくは奥行)の長さを入力すると奥行(もしくは間口)の長さが自動表示されるので、非常に便利ですよ。
色んな長さで試してみよう!
15坪の土地での建物建築面積は?
それでは次に15坪の土地に建築可能な建物の規模を確認します。
まずは建築面積の上限から。
15坪の土地に建築できる建物の建築面積の上限は以下のとおりになっています。
建ぺい率 | 建築面積の上限 |
---|---|
30% | 4.5坪≒14.876平米(㎡) |
40% | 6坪≒19.835平米(㎡) |
50% | 7.5坪≒24.793平米(㎡) |
60% | 9坪≒29.752平米(㎡) |
70% | 10.5坪≒34.711平米(㎡) |
80% | 12坪≒39.669平米(㎡) |
90% | 13.5坪≒44.628平米(㎡) |
100% | 15坪≒49.587平米(㎡) |
上記の表では適用される建ぺい率ごとに建築面積の上限を記載しています。
目的不動産に適用される建ぺい率を確認した上でご利用になって下さい。
※建ぺい率=建築面積÷敷地面積
建築面積とは建物の壁や柱の中心線で囲まれた部分の水平投影面積のことを言います。(建築基準法施行令第2条第1項第2号)
水平投影面積とは建物を真上から見た時の面積のことです。
多くの建物において1階部分の面積が水平投影面積になりますので、よくわからない場合には1階部分の面積のことだと思ってもらえれば結構です。
建ぺい率については角地であるなど、一定の条件を満たすことによって10%あるいは20%の緩和を受けられることがあります。
※建ぺい率は土地の物件資料等に記載されています。
15坪の土地での建物延床面積は?
次は延床面積の上限です。
こちらは適用される容積率ごとの延床面積の上限の一覧となっています。
容積率 | 延床面積 |
---|---|
50% | 7.5坪≒24.793平米(㎡) |
60% | 9坪≒29.752平米(㎡) |
80% | 12坪≒39.669平米(㎡) |
100% | 15坪≒49.587平米(㎡) |
150% | 22.5坪≒74.38平米(㎡) |
200% | 30坪≒99.174平米(㎡) |
300% | 45坪≒148.761平米(㎡) |
400% | 60坪≒198.347平米(㎡) |
500% | 75坪≒247.934平米(㎡) |
600% | 90坪≒297.521平米(㎡) |
700% | 105坪≒347.108平米(㎡) |
800% | 120坪≒396.695平米(㎡) |
1000% | 150坪≒495.869平米(㎡) |
15坪ともなると容積率200%で延床面積、約100平米の建物が建つことがわかります。
この点を考えれば、15坪というのは、3階建て住宅を建てる上で十分な広さの敷地面積と言えるのかもしれません。
※容積率=建物の延床面積÷敷地面積
建物の延床面積とは各階の面積の総和(全て足したもののこと)を言います。
なお、当該土地の接する前面道路が12メートル未満の場合、前面道路の幅員による容積率の制限を受けることになります。
※実際に建築できる建物の容積率については不動産屋の営業マン等に必ず確認するようにして下さい。
3階建て住宅を建てるのなら、15坪というのが一つの基準になるわけね。
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結構、便利なツールだから、しっかり活用してね。