こんにちは、やっせです。
昨日、仕事上の付き合いで京都の某高級料亭で食事をしました。
料理のお味、お店の雰囲気、接客対応、どれをとっても超一流で、価格分の価値は十分にあるとは思うのですが、私にはどうも、しっくりこない。
で、帰りがけ、いつもよく利用する居酒屋に立ち寄ってお口直し。(笑)
素材重視のシンプルな味付けと雑だけど元気な接客になんだか、ほっとしました。
やはり、私はどうにも根っからの庶民派のようです。
さて、おっさんの自分再発見話はさておき、本題に入って参りましょう。
本日は50坪は何平米になるのかということについてお伝えしたいと思います。
例によって、50坪の土地が整形地であるとした場合の間口と奥行きの長さの組み合わせパターンや50坪の土地の上に建築できる建物の大きさなどについても詳しく検討して参りますので、興味のある方は是非、最後までお付き合い下さい。
それでは、ズバリ結論です。
50坪は165.2895平米(㎡)です。
畳で言うと江戸間で106.9641畳、京間で90.61676畳の広さとなります。
1坪=約 3.30579 ㎡
江戸間:1畳=1.54528㎡
京間:1畳=1.82405㎡
※江戸間は主に関東で利用される畳の規格サイズ。
京間は主に関西で利用される畳の規格サイズ。
165平米超!
うっ、まぶしい!!(笑)
都会の基準で行くと、これ、かなり広い方ですよ。
駅周辺の家で、敷地がこれぐらいの広さだったら、十分、「お金持ち」の部類に入ると思います。
以下、50坪の広さについて、より深く検討して参ります。
※50坪以外の坪数の土地の平米数を計算したい場合には以下の記事で紹介している坪・平米換算フォームをご利用になって下さい。
任意の坪数を入力すると平米数に自動変換してくれる、なかなか便利な計算フォームです。
たしかに駅近の家で50坪あるって聞くと、お金持ちなのかなって思っちゃうよね。
50坪の土地の間口と奥行の長さは?
50坪の土地が整形地であるとした場合の間口と奥行の長さは以下の表のとおりです。
間口と奥行きの比率 | 間口(もしくは奥行) | 奥行(もしくは間口) |
---|---|---|
1:1 | 12.856m | 12.856m |
3:4 | 11.134m | 14.845m |
3:5 | 9.959m | 16.598m |
1:2 | 9.091m | 18.182m |
1:3 | 7.423m | 22.268m |
間口と奥行の比率1:1から1:3まで5つの組み合わせパターンを取り上げてみました。
それにしても50坪ともなると、やはり、間口や奥行の長さが随分と長くなるものなんですね。
周囲の長さが最も短くなる間口と奥行の比率1:1(正方形)のパターンでさえ一辺あたりの長さが12.856メートルにもなるとは。
50坪の土地の広さをあらためて感じさせられます。
ちなみに個人的には、せっかく、これだけの広さがあるのであれば、間口と奥行の比率1:3というのは避けたいところですね。
こう間口が狭くては、土地の広さが伝わりにくくなってしまいますので。
理想を言えば、間口と奥行の比率4:3あたりがいいんじゃないでしょうか。
間口が14.845メートルもあれば、かなり立派な家に見えると思います。
すいません、貧乏人丸出しの見栄っ張りな発想で。(笑)
なお50坪の土地について実際の間口や奥行の長さから他辺の長さを計算したいという場合には以下のフォームをご利用になって下さい。
間口や奥行の長さをメートル数で入力すると他辺の長さがメートル数で自動表示されます。
50坪は自動車で言うと普通乗用車20.66台分の広さなんだって。
車20台分以上と言われると、やっぱり、かなり広い感じがするよね。
50坪の土地での建築面積の上限は?
土地の上に建築できる建物の大きさはその土地に適用される建ぺい率から計算される建築面積の上限値と適用される容積率に基づく延床面積の上限値によって概ね決まります。
(その他、4種の高さ制限等の影響を受けます。)
50坪の土地に建築できる建物の適用建ぺい率ごとの建築面積の上限値は次の表のとおりになります。
建ぺい率 | 建築面積の上限値 |
---|---|
30% | 15坪≒49.587平米(㎡) |
40% | 20坪≒66.116平米(㎡) |
50% | 25坪≒82.645平米(㎡) |
60% | 30坪≒99.174平米(㎡) |
70% | 35坪≒115.703平米(㎡) |
80% | 40坪≒132.232平米(㎡) |
90% | 45坪≒148.761平米(㎡) |
100% | 50坪≒165.29平米(㎡) |
建ぺい率とは建築面積の敷地面積に対する割合のことで次の式によって計算されます。
建ぺい率=建築面積÷敷地面積×100%
また、建築面積とは建物を真上から見た時の面積のことを言います。
50坪あれば都市計画法上、指定可能な最低建ぺい率30%の場合でさえ、建築面積の上限値が約50平米に達し、2階建てにすれば4LDKぐらいの家は十分、建築できることになります。
このことから50坪は一般論として、住宅の敷地とするのに申し分のない広さであることがわかります。
まあ、こうして、あらためて確認するまでもないかもしれませんが。
ちなみに建ぺい率30%というのは、かなりのレアケース。
古くからある、いわゆる「お屋敷街」みたいなところでは適用されていることがあるそうよ。
50坪の土地での延床面積の上限は?
50坪の土地に建築することができる建物の適用容積率ごとの延床面積の上限値は以下の表のとおりです。
容積率 | 延床面積 |
---|---|
50% | 25坪≒82.645平米(㎡) |
60% | 30坪≒99.174平米(㎡) |
80% | 40坪≒132.232平米(㎡) |
100% | 50坪≒165.29平米(㎡) |
150% | 75坪≒247.934平米(㎡) |
200% | 100坪≒330.579平米(㎡) |
300% | 150坪≒495.869平米(㎡) |
400% | 200坪≒661.158平米(㎡) |
500% | 250坪≒826.448平米(㎡) |
600% | 300坪≒991.737平米(㎡) |
700% | 350坪≒1157.027平米(㎡) |
800% | 400坪≒1322.316平米(㎡) |
1000% | 500坪≒1652.895平米(㎡) |
容積率とは延床面積の敷地面積に対する割合のことで、以下の式で計算されます。
容積率=延床面積÷敷地面積×100%
また、延床面積とは建物の各階面積の合計のことを言います。
50坪の場合、容積率100%でも延床面積の上限値が165平米を超えますので個人の住宅の敷地とするのなら、十二分な広さと言えるでしょう。
二世帯住宅であっても全く問題なく建築できるはずです。
さらに容積率が200%以上あれば賃貸マンションなどの大きな建物の敷地とすることも検討できると思います。
さすがに50坪ともなると、かなり大きな建物を建築できるんだね。
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電卓でもできる計算だけど、せっかく作ったから使ってみてね。