まいど、コテコテ関西人やっせです。本日は「てんご」という言葉について紹介致します。

京都・大阪あたりでは昔からよく使われてきた「てんご」という言葉ですが、最近は使わないどころか、その意味さえ知らないという若者が増えているんだとか。

そこで歴史ある関西弁をしっかりと継承しようという意味も込めて、当サイトでも「てんご」という言葉について詳しく紹介してみようと考えたわけです。

「てんご」という言葉を初めて聞いたという方にもスッキリとご理解頂けるよう、丁寧になおかつユーモアを持って解説させて頂くつもりですので興味のある方は是非とも最後までご覧になって下さい。

ほな、早速、行かせてもらいまっせ~!

まことくんまことくん

「てんご」なんて言葉、聞いたことないなあ。たしか大阪では「天神橋筋5丁目」のことを「天五」というって話を聞いたことがあるけど、さすかにそれとは別だよね。

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「てんご」の意味とは?

「てんご」とは

  • いたずら
  • 悪ふざけ

を意味する言葉です。

たとえば、子供たちが法事でお坊さんが読経している最中などの静かにすべき場面で、ちょっかいを掛け合ったりしていたら「てんご、すなっ!(標準語訳:ふざけなさんな!)」などと言って叱ったりするわけです。

漢字では「転合」と書き、いわゆる、いたずら書きのことを「転合書き」などと言ったりすることもあります。

なお、「てんご」を隠語的に女性にかけるちょっかいの意味で使用することもあるそうです。

あっこちゃんあっこちゃん

「てんご、すなっ!」って吉本新喜劇の吉田裕のギャグ「ドリル、すなっ!」みたい。ここからヒントを得たのかもね。

「てんご」を使った例文

ここでは「てんご」という言葉を使った関西弁の例文をいくつか紹介させて頂きます。

実際の会話を想定した例文に触れることによって「てんご」という言葉の意味に対する理解がさらに深まることになると思いますので是非とも参考になさって下さい。

例文①

こらこら、こないに人がぎょうさん、いてはるところでてんごしたらあかん。ほんま、かなん子らやで。
(標準語訳:こらこら、こんなに人がたくさん、いらっしゃるところでふざけたらダメだよ。本当に困った子たちだよ。)

「てんご」という言葉の非常にオーソドックスな使い方。

京都人・大阪人であれば誰もが子供の頃に一度くらいは「てんごしたらあかん」と言われたことがあるんじゃないでしょうか。

※「ぎょうさん」という言葉の意味等の詳細についてはこちらの記事をご確認下さい。

※「かなん」という言葉の意味等の詳細についてはこちらの記事をご確認下さい。

例文②

さいぜんから何回もてんごすなって言うとるやろ。たいがいにせーへんかったら家帰ってからどないなってもしらんで。
(標準語訳:さっきから何回も悪ふざけするなって言ってるでしょ。たいがいにしないと家に帰ってからどうなってもしらないよ。)

こちらも非常にオーソドックスな使い方。

「てんごすなっ」と例文①で紹介した「てんごしたらあかん」は「てんご」を使った文章のド定番となっています。

ちなみに今、この例文の内容のようなことを公の場所で言うと、確実に児童虐待で通報されることになるでしょうねw

本当に難しい時代になったものです。

※「さいぜん」という言葉の意味等の詳細についてはこちらの記事をご確認下さい。

※「どない」という言葉の意味等の詳細についてはこちらの記事をご確認下さい。

例文③

また、どさくさに紛れてへんなとこ触る。もう、てんごせんといて。
(標準語訳:また、どさくさに紛れてへんなとこを触る。もう、いたずらしないで。)

「てんご」を女性にかけるちょっかいの意味で使用している事例です。

この文章自体は大阪の場末のスナックをイメージしていますが、実際には京都の花街あたりで使われることが多いのではないでしょうか。

舞妓さん・芸妓さんに「てんご、しんといて」などと言われることを想像するだけでもドギマギしてしまいますよね。

まことくんまことくん

舞妓さん・芸妓さんに「てんご、しんといて」と言われてみたい。

「てんご」はどこの方言

「てんご」という言葉を使っている地域は以下のとおりです。

  • 近畿地方(京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県など)
  • 四国地方(香川県・愛媛県)
  • 九州地方(鹿児島県)

したがって「てんご」は上記地域の方言ということになります。

「てんご」はもともとは、いわゆる上方言葉(京都・大阪で使われた言葉)だったようですが、それが時間の経過にともなって、じわりと近畿地方、さらには四国地方へと広がったようです。

鹿児島県だけが飛び石状態になっていますが、どういう経緯でこのような状態になっているのかは謎です。

もしもこの点について将来的に何らかの事情がわかりましたら、あらためてこの記事に追記する形でみなさまにもご報告したいと思います。

あっこちゃんあっこちゃん

たしか幕末頃、薩摩藩って京都で結構、幅をきかせていたんだよね。その頃に京都から薩摩に戻った藩士によって「てんご」という言葉が伝わったんじゃないかしら。まあ、完全に想像のレベルの話だけどね。

まとめ

  • 「てんご」とは
    いたずら
    悪ふざけ
    を意味する言葉である。
  • 「てんご」は漢字では「転合」と書く。
  • 「てんご」は以下の地域の方言である。
    ・近畿地方(京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県など)
    ・四国地方(香川県・愛媛県)
    ・九州地方(鹿児島県)

ちなみに私が「てんご」という言葉を聞いて最初に思い出すのは小学校低学年の時に通っていた習字の先生の奥さんですね。

ものすごく悪い目つきで、たばこをふかしながら教室を監視していて、ふざけている生徒を見つけると「てんご、すなっ!」と一喝するんですよ。

当時は、めちゃくちゃ怖い存在でしたね。まあ、てんごしてた僕らが悪いんですが。

それにしてもたばこをふかしながらというのが時代を感じますよね。

今であれば、その行為の方が、よっぽど「てんご」なんじゃないかと思ってしまいますw

すいません、故人の悪口を言うべきじゃないですね。ついつい、調子に乗ってしまいましたww

以上、今回は「てんご」という言葉の意味等についてお伝え致しました。

まことくんまことくん

当サイトでは「てんご」以外にも様々な言葉の意味等についてお伝えしています。手前味噌ながら結構ためになる記事も多いと思いますので興味のある方は是非ともご覧になって下さい。

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