まいど、コテコテ関西人やっせです。本日は関西弁の早口言葉を紹介させて頂きます。

先日、名古屋出身の知人と飲んでいる際に、次のような名古屋弁の早口言葉を教わったんですね。こんなやつです。

「今度んときはときんときんの鉛筆、持ってかんとかん。てかちゃんと削っとかんといかんって言っとかんとかん。」

はい、全然、言えませんでした(笑)。

そこで、その仕返しとばかりに今回、関西弁の早口言葉を紹介してみようと考えたわけです。

知人のツテも使って、メジャーな早口言葉から、マイナーな早口言葉まで、なるべく多く集めたつもりですので関西弁の早口言葉にチャレンジしてみたいという方は是非ともご覧になって下さい。

ほんなら、早速、行かせてもらいまっせ~!

まことくんまことくん

関西弁の早口言葉って、どんなものがあるんだろう?よし、いっちょ、チャレンジしてみるか。

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これが関西弁の早口言葉5選だ!

今回、紹介する関西弁の早口言葉は次の5つになります。

関西弁の早口言葉①

まずは、昔、なつかしい「チャウチャウ犬」を使った早口言葉です。

あれ、チャウチャウ、ちゃう?
いや、ちゃう、ちゃう。
チャウチャウやろ。
チャウチャウ、ちゃうん、ちゃう。

これは二人の関西人の会話形式で進む早口言葉になります。

標準語訳は次のとおり。

「あれ、チャウチャウじゃない?」
「いや、違う、違う。」
「チャウチャウでしょ。」
「チャウチャウと違うんじゃない。」

「~じゃない(?)」と「違う」の2つの意味の「ちゃう」が出てくるため、関西以外の人にとっては、かなりややこしい、早口言葉なんじゃないでしょうか。

意味さえ、ちゃんと、わかってしまえば、言うこと自体はそんなに難しくないかもしれませんが。

なお、この早口言葉に関しては以前の記事でさらに詳しく解説していますので、興味のある方は是非ともご覧になって下さい。

関西弁の早口言葉②

「あなた」を意味する言葉、「あんた」を使った早口言葉です。こちらも関西ではかなり有名ですね。

あんた、あたしのことあんた、あんた言うけど、あたし、あんたのこと、あんた、あんた、言わへんから、あんたもあたしのことあんた、あんた、言わんといてや、あんた。

標準語訳は次のとおり。

「あなた、私のことを、あんた、あんたと言うけれど、私、あなたのことを、あんた、あんたと言わないから、あなたも私のことを、あんた、あんたと言わないでね、あんた」

要するに「あんた」と言われることに抵抗感のある人が、私もあなたのことを「あんた」とは呼ばないから、あなたも私のことを「あんた」と呼ばないでと交渉しつつも、結局、無意識に相手のことを「あんた」と呼んでしまっているということですね。

状況としては落語のような感じで面白いのですが、特に言いにくくはなく、早口言葉としての難易度は低めかと思います。

なお、この早口言葉には河内のオッサンバージョンが存在しています。次のようなものです。

われ、わしのことわれ、われ言うけど、わし、われのこと、われ、われ、言わんから、われもわしのこと、われ、われ、言うなや、われ。

要するにもともとの早口言葉の「あんた」を「われ」に、「あたし」を「わし」に置き換えているわけですね。

これも、面白いとは思いますが、早口言葉としては特に難しくないと思います。

あっこちゃんあっこちゃん

これは楽勝!一発で言えたわ‼

関西弁の早口言葉③

お菓子の「おっとっと」を使った早口言葉です。こちらもそこそこ有名な早口言葉ですね。

おっとっと、とっとってって、言っとったのに、とっとてくれへんかったん?とっとってって言っとったやん。

標準語訳は次のとおり。

「おっとっとを、とっておいてと、言っていたのに、とっておいてくれなかったの?とっておいてと言っていたよね。」

これは関西人にとっても、結構、難しい早口言葉だと思います。

2回登場する「とっとってって」ていう部分が、なかなかスムーズにいかないんですよね。

ちなみに今の関西人は、「とっとって」とは、ほぼ、言いません。ほとんどの人が「とっといて」と言います。

このあたりの事情も、この早口言葉の、関西人にとっての難易度をさらに高くしてしまっているのかもしれません。

関西弁の早口言葉④

こちらは色んな「さら」が出てくる早口言葉。

さらのさら、さらしでさらさら巻けて言うたよな、サラ。割れたさらのさら、今さら、さらしで巻くて何さらしとんねん、サラ。

標準語訳は次のとおり。

「新品の皿を、さらしでさらさらと巻けと言ったよな、サラ。割れた新品の皿を、今さら、さらしで巻くって、何をしてるんだ、サラ。」

これも特に難しくないですよね。

関西以外の方であっても、関西では新品のことを「さら」という点だけ、押さえておけば、割とすんなり、言えるんじゃないでしょうか。

なお、「何さらしとんねん」は「何しとんねん」のきつく問いただす時バージョンだと思ってもらえれば結構です。

※参考 以下の記事で「さらす」を含めた関西弁の語尾についてまとめています。興味のある方は、是非、一度、チェックしてみて下さい。

関西弁の早口言葉⑤

最後は関西弁で「私」のことを意味する「うち」を使った早口言葉です。

うち、うちのうちわで内野をあおぐから、内野は内野のうちわでうちをあおいで。これ、内野とうちのうちうちの話。

標準語訳は次のとおり。

「私、私のうちわで内野をあおぐから、内野は内野のうちわで私をあおいで。これ内野と私の内々の話。」

ちなみに「私」の意味で使われる「うち」は女性言葉で男性は、使いません。

男性も「うち」という言葉は使いますが、その場合は「我が家」や「私のチーム」「私の会社」など、自分が所属している集団のことを言っています。(※この使い方は女性もします。)

この点、少しややこしいと思いますので、覚えておいて下さい。

まことくんまことくん

やっぱり関西弁が混じるだけで難しく感じてしまうな気がする。すんなり言えるようになるには、多少の練習が必要だね。

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まとめ

今回、紹介させて頂いた関西弁の早口言葉のうち、①~③についてはネット上でも割とよく見かけるもので、私も以前から知っていましたが、④と⑤についてはこの記事を書くための調査の中で友人から教えてもらったもので、実は私も初めて、その存在を知りました。

さらに調査すれば、また、別の早口言葉を発見できるかもしれませんので、その際はこの記事内であらためて紹介させて頂きますね。

それにしても関西弁の早口言葉って、どうも、難しさより、おもしろさを重視し過ぎているような気がしてなりません。だって、関西人なら割とすんなりと読めそうなものばかりですもん。

まあ、おもしろいということが何より大事というのが関西人の気質なので、仕方のないことなのかもしれませんが。

以上、今回は関西弁の早口言葉5選をご紹介致しました。

あっこちゃんあっこちゃん

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